平凡 歌のバースデーショー

平凡 歌のバースデーショー

『平凡 歌のバースデーショー』は、1961年2月から1963年4月、さらに1963年11月から1966年3月までの間、フジテレビで放送された音楽バラエティ番組です。この番組は、平凡出版（現在のマガジンハウス）が発行する雑誌『平凡』の協賛を受けて制作されました。

概要

番組は、毎月その月に誕生日を迎える著名なスターを招き、その誕生日を祝う華やかなショーを展開していました。後に同系列局で放送される『ハッピーバースデー!』の原型ともされるこの番組では、昼の帯番組『おとなの漫画』で人気を博したハナ肇とクレージーキャッツが出演しており、ハナ肇が司会を務め、他のメンバーがアシスタントとしてサポートしていました。

番組は当初は半年間の中断を挟みましたが、総じて5年余りの長きにわたって、視聴者に楽しい時間を提供し続けました。

放送時間

全て日本標準時で放送されました。

• - 第1期

- 火曜日 21:15 - 21:45 (1961年2月7日 - 1961年6月27日)
- 日曜日 20:30 - 21:00 (1961年7月2日 - 1963年4月7日)

• - 第2期

- 金曜日 19:30 - 20:00 (1963年11月1日 - 1964年11月27日)
- 水曜日 19:30 - 20:00 (1964年12月2日 - 1964年12月30日)
- 月曜日 19:00 - 19:30 (1965年1月4日 - 1966年3月28日)

出演者

• - 司会

- ハナ肇

• - アシスタント

- ハナ肇とクレージーキャッツ（全メンバーが第1期・第2期ともに出演）
- 江利チエミ（第1期初期まで出演）
- 中尾ミエ（第1期後期から第2期にかけて出演）

内容

• - ゲストコーナー

各回のゲストを招聘し、その関係者と対面させるコーナーです。

• - 歌のコーナー

ゲスト歌手が誕生日ゲストに向けて歌を披露します。

提供

• - 第1期

ニチバンの単独提供で放送され、番組タイトルに「ニチバンアワー」が冠されていました。

• - 第2期

初期は森下仁丹の単独提供、その後キスミー化粧品、ペアス、さらにはペプシコーラなどの提供が続きました。仁丹時代には「仁丹アワー」として知られ、その後は「キスミー」、「ピアス」、「ペプシコーラ」となりました。

DVD

スーパービジョンから発売された『クレージーキャッツ メモリアル DVD-BOX』VOL.2に、和田弘とマヒナスターズが出演した回が収録されています。これには、ペプシコーラや『平凡』の生CMも含まれています。

エピソード

2010年9月11日に没した谷啓をしのび、同年12月4日の『2010 FNS歌謡祭』のアイキャッチに、クレージーキャッツが「ゴマスリ行進曲」を歌っているシーンが放送されました。この時、机上にペプシコーラが置かれている姿も映し出されました。

関連項目

• - スターハイライトショー：同じく平凡協賛でハナが司会を務めた番組。

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