広島県道33号瀬野川福富本郷線

広島県道33号瀬野川福富本郷線

広島県道33号瀬野川福富本郷線は、広島市安芸区瀬野と三原市本郷を結ぶ主要地方道であり、地域の重要な交通路としての役割を担っています。

概要

この県道は、広島市安芸区瀬野一丁目から三原市本郷南六丁目を結ぶ本線と、三原市本郷南六丁目から三原市南方三丁目を結ぶ別線で構成されています。本線は、瀬野地区から福富、本郷へと至り、別線は本郷バイパスへと接続します。

起点：広島市安芸区瀬野1丁目・小宇羅地交差点（国道2号交点）
終点：三原市本郷南6丁目・本郷大橋東詰交差点（国道2号交点）
最高地点：東広島市志和町内（高度約460 m）

沿革

この県道の歴史は古く、1971年に主要地方道に指定されたことに始まります。当時は、複数の県道の一部が組み合わさって構成されていました。その後、広島県の県道番号再編に伴い、現在の路線番号に変更されました。路線の起終点や経由地の地名も、市町村合併や住居表示の変更により何度か変更されています。

1971年：主要地方道に指定
1972年：広島県道32号瀬野川福富本郷線として認定
1972年：県道番号再編により現行の路線番号に変更
1993年：主要地方道に再指定

路線状況

県道33号は、国道2号のバイパスとしての機能は限定的です。広島市安芸区瀬野町から東広島市志和町奥屋にかけての区間には、狭隘で見通しの悪い箇所が残っているためです。一部区間では改良工事が進められていますが、費用対効果や財政事情により、工事の進捗は緩やかです。

また、この路線は沼田川に沿って走る区間が多く、集中豪雨による災害で通行止めになることがあります。2018年の西日本豪雨では、道路の崩落などにより長期間通行止めとなりました。

三原市本郷町内の別線は、かつての国道2号であり、現在では広島県道193号本郷停車場線の一部として扱われることが適切であるとの意見もあります。

重用区間

以下の路線と重複する区間があります。

広島県道80号東広島向原線
国道375号・国道486号
広島県道348号小田白市線
国道432号

地理

広島市（安芸区）、東広島市、三原市を通過します。

峠

榎ノ山峠（広島市安芸区瀬野町 - 東広島市志和町奥屋間）

沿線施設

スカイレールサービス広島短距離交通瀬野線 みどり中街駅・みどり中央駅
東広島市役所志和出張所
JR山陽本線 河内駅
広島県立河内高等学校
三原市役所本郷支所

自然

沼田川

名所・旧跡・観光地

女王滝
瀑雪滝
* 新高山城跡・高山城跡

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