広瀬河畔通

広瀬河畔通

広瀬河畔通は、宮城県仙台市太白区の愛宕大橋南詰から鹿の又交差点に至る道路であり、広瀬川の右岸に沿って南北に走っています。この道路は、仙台市の愛称命名道路の一つとして、1983年に公募によって名付けられました。

概要

広瀬河畔通は、仙台市都心部と愛宕上杉通を結び、広瀬川の美しい流れに沿って伸びています。途中、秋保通などの主要幹線道路と接続し、終点の鹿の又交差点では国道4号仙台バイパスと交わります。鹿の又交差点を直進すると仙台南部道路・長町ICに直結するため、仙台空港へのアクセスにも利用されています。

起点から宮沢橋交差点までは両側6車線となっており、かつてはリバーシブルレーン規制が実施されていましたが、交通状況の変化に伴い、2016年3月21日に24時間上下線共に片側3車線通行に固定されました。宮沢橋交差点から鹿の又交差点までは両側4車線です。また、仙台市地下鉄南北線やJR東北新幹線、東北本線と立体交差しています。

宮沢橋交差点は変則五叉路であり、秋保通から広瀬河畔通の鹿の又方向へは終日右折禁止となっています。同様に、広瀬橋交差点も変則五叉路であり、広瀬河畔通から長町駅・広瀬橋方向への右折は禁止されています。

歴史

広瀬川左岸には、奥州街道をバイパスする形で昭和初期に新道が建設され、仙台市電が敷設されました。この新道が後に国道4号となりましたが、市電廃止後の交通需要増大に対応するため、広瀬川右岸に広瀬河畔通が建設されました。

広瀬河畔通は、1970年代に秋保通や愛宕大橋と共に建設されました。建設にあたっては、市街地を新たに通過する区間が多く、起点部分では愛宕山の東端を削って建設されたため、愛宕山横穴墓群と宗禅寺横穴墓群の発掘調査が実施されました。

かつて広瀬河畔通は仙台市道太白1983号線でしたが、2008年4月1日に起点から八本松一丁目交差点までの区間が国道4号に昇格しました。その後、2016年4月1日に国道286号に変更されました。

交差・接続している道路

愛宕上杉通
秋保通
国道4号：仙台バイパス（鹿の又交差点）

沿道の施設

愛宕神社
宮沢橋
宮城県武道館
木流堀
広瀬橋
* 仙台市地下鉄南北線・長町一丁目駅

もう一度検索