引野口

引野口（ひきのぐち）

引野口は、福岡県北九州市八幡西区にある交通拠点であり、特に北九州高速4号線の黒崎出入口付近に位置するバス停留所および交差点の名称です。この地域は、黒崎出入り口、または「黒崎インター」とも呼ばれ、重要な交通の結節点となっています。

交差点の概要

引野口交差点は、黒崎出入口と国道200号、211号が交わる場所に位置し、道路の上空には黒崎出入口から国道200号の直方方面へ向かうランプが通過しています。この交差点の北西角には、高速バス専用の待合施設が整備されており、自動券売機などの設備が整っています。待合所の前に設けられたバス停は、福岡市方面や小倉市方面への共通の乗り場となっています。

高速バスの運行

引野口で停車する高速バスは、一度黒崎出入口で北九州高速道路から降り、その後引野口交差点を直進し、ガード下でUターンして停車します。その後、再び高速道路へ入るルートを取ります。引野口は、昼夜を問わず多くの高速バスが発着し、北九州市西部へのアクセスの玄関口の役割を果たしています。2005年には、国土交通省と北九州市によって周辺の整備が行われ、タクシー乗降場や駐車場も設けられました。

主な停車便

引野口では多様な高速バスが運行されており、特に昼行の便には、福岡天神行きや砂津行きの「ひきの号・いとうづ号」を運行する西日本鉄道や長崎駅行きの「出島号」を運行している長崎県交通局が存在します。また、夜行便には、名古屋行きの「どんたく号」や東京新宿行きの「はかた号」があるなど、多様な目的地へアクセス可能です。

また、空港連絡バスとして北九州空港行きの「北九州空港エアポートバス」が西鉄バスにより運行されています。

過去に停車していた路線

かつては、神戸やUSJ、大阪、京都行きの「ムーンライト号」や米子駅、鳥取駅バスターミナル行きの「大山号」、さらに今治・松山行きの「道後エクスプレスふくおか号」など、多数の路線が運行されていましたが、現在は運行されていないものもあります。

隣接バス停

引野口の周辺には、帆柱ケーブルバスストップと千代ニュータウンバスストップがあり、利用者のことを考えた交通網が構築されています。

引野口は、北九州市内外の重要な交通ハブであり、今後も多くの路線バス利用者にとって必要不可欠な場所として機能し続けることでしょう。

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