弘果弘前中央青果

弘果 弘前中央青果株式会社

弘果 弘前中央青果株式会社は、青森県弘前市に所在する青果物の卸売会社です。弘前総合地方卸売市場を開設し、運営の中核を担っています。

概要

弘前流通圏において唯一の青果卸売市場として重要な役割を果たしており、市場内ではグループ会社である(株)弘前花きが花きの卸売も行っています。さらに、隣接する敷地では子会社が水産物卸売市場「弘前水産地方卸売市場」を開設・運営しています。青森県産りんごの有数の貯蔵・流通業者としても知られています。

グループ内には、りんご専門の卸売市場や不動産賃貸、飲食店運営会社、保険部門など、多岐にわたる事業会社が存在し、企業グループを形成しています。

地域の農業振興とブランド化にも力を入れており、特に「つがりあんメロン」のブランド確立に貢献しています。また、サンリオとの提携による自社ブランド商品「ハローキティ森のバナナ」の販売も行っており、その収益の一部を白神山地の保全活動や環境保護団体へ寄付しています。

沿革

1960年5月：(株)丸吉大中商店が弘前市代官町にて青果市場を開業。
1964年5月：弘前市和徳松ヶ枝に新築移転。
1967年5月：丸吉大中青果(株)に名称変更。
1968年2月：りんご市場を併設し営業開始。
1969年1月：弘前市和徳俵元にりんご専門卸売市場を新設移転。
1971年12月：大中青果(株)、農協、買参人、従業員の4者協調により弘果 弘前中央青果(株)設立。
1972年1月：旧大中青果市場の施設にて営業開始。
1973年6月：卸売市場法に基づく地方卸売市場開設許可及び卸売業務許可を取得。
1974年8月：花き卸売市場開設許可を取得。
1987年3月：創立者大中正元氏死去に伴い大中武代表取締役社長就任。
1989年10月：(株)弘前水産地方卸売市場設立。
1990年6月：(株)弘果物流設立。
1990年11月：弘前水産地方卸売市場開場。
1993年11月：(株)津軽りんご市場設立。
1994年8月：津軽りんご市場開場。
1999年3月：大中武氏死去に伴い、山本忠道代表取締役社長就任。
2000年12月：(株)弘前花き設立。
2004年5月：弘果総合研究開発(株)設立。大中忠代表取締役社長就任、山本忠道は取締役会長に。
2006年9月：山本忠道会長死去。
2008年12月：(株)スコーレの株式の50%を取得してグループ化。
2009年2月：(株)弘果物流と(株)スコーレの保険部門を統合し弘果保険サービス(株)を設立。
2011年12月：弘果保険サービス(株)と(株)コスモロードが合併し、新会社弘果コスモ保険サービス(株)と改称。
2014年9月：第4卸売場完成。
2015年10月：弘果りんご園(株)設立。
2020年6月：大中忠代表取締役会長就任、葛西静男代表取締役社長就任。
2023年2月：りんごを通じた経済・文化活動により県の産業・経済の発展に寄与した人物や団体に贈られる「青森りんご勲章」を受賞。

弘前総合地方卸売市場

2020年6月21日施行の卸売市場法改正に伴い、監督する青森県から同法第13条第1項に基づく再認定を受けた際、認定市場名が従来の「地方卸売市場弘果弘前中央青果(株)」から弘前総合地方卸売市場に変更されました。

スポーツ活動

弘果スキーレーシングクラブを設立し、所属選手の土屋正恵は、市場に出荷している岩手県八幡平市のピーマン農家の出身で、オフシーズンには同社で働きながら練習を続け、冬季は競技大会に出場しています。彼女は2022年北京オリンピックにノルディック距離で出場しました。

関連会社

(株)弘前花き - 場内で花き卸売を担う。
(株)弘前水産地方卸売市場 - 隣接する水産物市場を開設・運営。
(株)弘果物流 - 輸送・物流部門。
弘果総合研究開発(株) - 研究開発部門。
(株)津軽りんご市場 - 北津軽郡板柳町で卸売を行う。
弘果コスモ保険サービス(株)
(株)スコーレ - 不動産賃貸業、アミューズメント施設・飲食店フランチャイズ運営。
弘果りんご園(株) - りんごの生産および販売。

関連項目

つがりあんメロン

外部リンク

公式ウェブサイト
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ヒロカプロデュース - YouTubeチャンネル
* りんご大学 - 同社およびグループ会社の株式会社津軽りんご市場また両社に出荷する生産者団体を中心とした「青森りんごTS導入協議会」が運営

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