御前崎分屯基地

御前崎分屯基地

御前崎分屯基地（JASDF Omaezaki Sub Base）は、静岡県御前崎市御前崎に所在する航空自衛隊入間基地の分屯基地です。第22警戒隊が配置されており、太平洋の空域を24時間体制で監視する重要な役割を担っています。

概要

基地の歴史は古く、1949年にアメリカ軍のレーダーサイトとして建設されました。1958年に航空自衛隊へ管理運営が移管され、現在に至ります。基地にはJ/FPS-2|J_FPS-2レーダーが配備されており、広範囲な空域の監視に利用されています。また、近隣で火災が発生した際には、消防署と連携して消火活動を行うなど、地域社会への貢献も行っています。

基地内には、かつて航空自衛隊が運用していた練習機T-3が展示されており、訪れる人々の目を引きます。

配置部隊

御前崎分屯基地には、中部航空方面隊隷下の第22警戒隊が配置されています。第22警戒隊は、中部航空警戒管制団に所属し、日本の空の安全を守るために重要な役割を果たしています。

中部航空方面隊隷下
中部航空警戒管制団
第22警戒隊

沿革

御前崎分屯基地の歴史は、太平洋戦争以前に遡ります。

1941年：旧日本海軍が御前埼灯台近郊に電波探信儀を有する御前崎特設見張所を開設。
1949年：アメリカ軍レーダーサイト開設。
1958年：航空自衛隊に移管。
1961年：第22警戒群編成。
1983年：J/FPS-2|J_FPS-2レーダー配備。
2000年：第22警戒隊に改編。

公式キャラクター

2023年3月28日、御前崎分屯基地のウェブサイト上で14種類の公式キャラクターが発表され、その個性的なデザインと設定がSNS上で大きな話題となりました。

これらのキャラクターは、公式SNSの運用を活性化させ、基地の特色を反映させるために、部隊内で募集されたものです。隊員たちの創造性によって生み出されたキャラクターたちは、御前崎の名所や名産品、ウミガメ、そして自衛隊の要素を取り入れたユニークな存在です。

メインキャラクターである「カメロン」は、レドームとウミガメをモチーフにしており、同じくレドームがモチーフの「レドミ」も人気を集めています。また、御前崎市の観光名所「猫塚」をモチーフにしたオス猫の獣人キャラ「おまねこ」は、ケモナーと呼ばれる人々から特に注目を集めました。おまねこは、広報活動の一環としてケモノジャンルを取り扱う同人誌即売会「けもケット」に等身大パネルが設置され、大きな話題を呼びました。さらに、ゲームアプリ『戦国パズル!!あにまる大合戦』にコラボキャラとして登場したり、防衛省・自衛隊の広報誌MAMOR12月号の表紙に採用されたりと、活躍の場を広げています。

基地は二次創作についても寛容であり、ガイドラインを公開し、その範囲内であれば自由に創作活動を行うことを許可しています。

脚注

御前崎分屯基地

航空自衛隊　御前崎分屯基地（第22警戒隊） (@JASDF_omaezaki) - X（旧Twitter）

関連項目

航空自衛隊の基地一覧
中部航空警戒管制団
レーダーサイト
* 御前崎

もう一度検索