徳島本町

徳島本町（とくしまほんちょう）

徳島本町は、徳島県徳島市に位置する町名で、内町地区に属しています。町域は徳島本町一丁目から徳島本町三丁目まで分かれており、西から一丁目、二丁目、三丁目と並んでいます。郵便番号は〒770-0853です。

統計情報

人口: 135人（2025年1月、徳島市調査）
世帯数: 77世帯（同上）

地理

徳島本町は、徳島市中心街の東部に位置しています。東西に伸びる幹線道路である国道192号・県道38号（一部重複）が通り、徳島中央公園の東端から助任川（福島橋）の間、道路の南北両側に町域が広がっています。ただし、最も西に位置する一丁目は道路の北側のみで、南側は徳島町一丁目となっています。

北は徳島町二丁目、中徳島町、南は徳島町一丁目・新蔵町、東は助任川を隔てて福島一丁目に接しています。助任川には福島橋が架かっており、福島一丁目と繋がっています。

町内には商店が立ち並ぶ一方、カトリック徳島教会（聖三木パウロ教会）などの宗教施設も存在します。

河川

助任川

歴史

江戸時代、この地域は本丁、馬場筋、東浜側、御堀緑、徳島御前前などと呼ばれており、城下の重要な家屋敷地として位置づけられていました。また、御蔵米を大坂へ出荷する役割も担っていました。東は江戸時代初期（1636年以前）から存在した福島橋に通じ、西は徳島城の鷲の門に繋がっていました。ただし、徳島城と寺島川によって隔てられていたため、寺島方面へは直接通じていませんでした。南は新蔵町、北は裏ノ丁を挟んで会所に隣接していました。

明治時代に入ると、中徳島町や新蔵町と共に徳島町の一部となり、中央の道の北側は徳島町本丁北、南側は徳島町本丁南となりました（現在の徳島町1丁目を含む）。ただし、いずれも現在の徳島本町よりも広い範囲を指していました。1941年に現在の町名である徳島本町となりました。

1961年には、国道192号線の西側に幸町立体交差が開通し、徳島本町は寺島方面まで繋がる東西の幹線道路となりました。

かつては福島川沿いに旧徳島藩時代の武家屋敷が一部残っていましたが、後に改築されました。

主要施設

カトリック徳島教会（聖パウロ三木カトリック徳島教会）
寶泉堂本社（あわや本店）
福島橋

道路・交通

一般国道

国道11号（国道28号重複）
国道192号（国道318号・国道438号・国道439号重複）

都道府県道

徳島県道29号徳島環状線（徳島県道38号沖ノ洲徳島本町線重複）

国道11号と国道192号・県道29号が交わる徳島本町交差点は、四国地方でも有数の交通渋滞ポイントとして知られています。

路線バス

徳島市営バス
城東高校前
福島橋

参考文献

『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク

徳島市ホームページ

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