徳間 (長野市)

長野市徳間地区の詳細

徳間地区は、長野県長野市の北東部に位置する地域で、行政区分上は徳間一丁目（住居表示実施済）と大字徳間（未実施）に分かれています。郵便番号は381-0041で、長野市役所若槻支所の管轄下にあります。

地理的特徴

地区の中央部には駒沢川が、南端には新田川が東西に流れており、自然豊かな景観を形成しています。徳間一丁目の徳間池から発する徳間川は、地区中央部で駒沢川に合流します。道路網としては、南部を北部幹線が東西に走り、西部には長野県道60号線（若槻大通りと旧北国街道）が南北に貫通しています。さらに、長野県道399号線が西から北東へと延び、三才駅や豊野町方面へと繋がっています。地区は若槻丘陵の南麓に位置し、北部は緩やかな南向き斜面となっています。周囲は、複数の大字や町に隣接しています。

地域の特徴

駒沢川以南では、若槻大通りや北部幹線沿いに大型店舗が立ち並び、徳間一丁目では区画整理事業が進められ、長野市の近郊住宅地として発展しています。一方、駒沢川以北は開発が進んでおらず、農地が多く残る地域です。かつては養蚕が盛んでしたが、昭和20年代頃からはリンゴなどの果樹栽培が中心となりました。地名の由来は、古語で領主の居場所を意味する「とこ-ま」が転じたものとされています。

歴史

現在の徳間地区は、旧上水内郡徳間村の範囲に相当します。江戸時代には、上徳間村と下徳間村が合併して徳間村となりましたが、埴科郡にも同名の村があったため、北徳間村とも呼ばれていました。明治時代に入り、水内郡徳間村が西条村の徳間区を編入し、その後、郡区町村編制法の施行に伴い上水内郡に属しました。1889年には周辺の村々と合併して若槻村となり、1954年に長野市に編入されました。

長野市編入後、1964年には長野工業高等専門学校や長野市立高等学校（現 長野市立長野高等学校）が移転・開校し、教育機関が充実しました。1960年代後半から1980年代にかけては町名整理が行われ、若槻団地、神楽橋、西三才、上野一・二丁目などが新たに発足しました。1981年には徳間小学校が開校し、1987年には住居表示が実施され、徳間一丁目が誕生しました。

交通

地区内では、長電バスとぐるりん号の路線バスが運行しており、若槻大通りや北部幹線などを経由しています。長電バスは、長野駅と東長野病院、三才駅、牟礼などを結び、ぐるりん号は地域内を循環しています。

主な施設

徳間一丁目

徳間池
デリシア 若槻店

大字徳間

長野市立徳間小学校
長野工業高等専門学校
長野市立長野中学校・高等学校
長野県長野養護学校
ツルヤ 徳間店
本久D2 長野徳間店
蔦屋書店 長野徳間店
とくま整骨院

この地区は、歴史と自然が共存し、都市機能も兼ね備えた地域として発展を続けています。

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