『
忍びの者 伊賀屋敷』は、
1965年6月12日に
大映が配給した映画であり、
森一生監督が手掛け、市川雷蔵が主演する作品です。この映画は、
忍びの者シリーズ全8作の中で6作目となり、前作『
忍びの者 霧隠才蔵』及び続編『
忍びの者 続・霧隠才蔵』の流れを引き継いでいます。本作の主人公、霧隠才助は霧隠才蔵の一子であり、父の名を引き継いで登場します。
あらすじ
物語は、徳川幕府の統治に対する不満が高まる中、
由井正雪を中心とした一派が政権転覆を計画するところから始まります。彼らの企みに対抗するために、松平伊豆守は甲賀衆を指揮し、この動きを止めるために動き出します。同時に、
紀州藩の藩主である
徳川頼宣もまた、権力を掌握するために暗躍しています。双方向からの権力争いが繰り広げられる中で、霧隠才助はこの激動する時代の中でどのように生き延び、運命と戦うのかが見どころです。
主要キャスト
スタッフ
- - 監督:森一生
- - 企画:伊藤武郎
- - 撮影:今井ひろし
- - 美術:太田誠一
- - 音楽:渡辺宙明
- - 編集:谷口登司夫
- - 脚本:直居欽哉、服部佳
併映作品
本作は併映の作品として『狸穴町0番地』も公開され、
木村恵吾監督による作品も同時期に観客に届けられました。
シリーズ紹介
『
忍びの者』シリーズは、日本の忍者をテーマにした映画として多くのファンを魅了してきました。過去の作品には、1962年に公開された『
忍びの者』や、その続編として1963年に公開された『続・
忍びの者』、また同年に公開された『新・
忍びの者』などがあります。シリーズ全体を通して、忍者たちの苦悩や戦い、時代背景がしっかりと描かれています。
『
忍びの者 伊賀屋敷』は、これまでのシリーズの集大成とも言える内容であり、時代劇や忍者映画ファンにとって必見の作品です。今作では、父の道を受け継ぐ才助が自己を確立していく姿が感動的に描かれています。