恵藤第四郎

恵藤第四郎について

恵藤第四郎（えとう だいしろう）は、1893年（明治26年）9月18日に大阪府で生まれ、1952年（昭和27年）2月24日に没した、大日本帝国陸軍の軍人です。最終階級は陸軍少将。

生い立ちと初期の軍歴

恵藤第四郎は、1893年に大阪で誕生しました。その後、陸軍士官学校に進み、第27期生として卒業。ここから彼の軍人としてのキャリアが始まりました。

日中戦争での活躍

1939年（昭和14年）6月、恵藤は広島陸軍幼年学校の訓育部長に就任。翌1940年（昭和15年）3月9日には陸軍歩兵大佐に進級しました。同年8月1日、歩兵第212連隊長として中国戦線に派遣され、第12軍隷下の第32師団・第32歩兵団に所属。兗州に駐屯し、魯南剿共作戦に参加しました。

太平洋戦争期

1943年（昭和18年）8月、恵藤は東部軍教育隊長に転任。1944年（昭和19年）6月21日には名古屋陸軍幼年学校長に就任し、同年8月1日には陸軍少将へと昇進しました。

終戦とその後

1945年（昭和20年）4月6日、恵藤は独立混成第96旅団長として三浦半島に配属され、本土決戦に備えるなかで終戦を迎えました。終戦後の1947年（昭和22年）11月28日には、公職追放の仮指定を受けました。

まとめ

恵藤第四郎は、大日本帝国陸軍の将校として、激動の時代を駆け抜けました。日中戦争、太平洋戦争という二つの大きな戦争を経験し、その中で様々な役職を歴任。彼の生涯は、日本の近代史における軍人の一側面を映し出すものと言えるでしょう。

参考文献

福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

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