愛知県道・静岡県道4号豊橋大知波線

愛知県道・静岡県道4号豊橋大知波線

愛知県道・静岡県道4号豊橋大知波線は、愛知県豊橋市と静岡県湖西市を結ぶ、全長約11.7kmの主要地方道です。この道路は、愛知県内が約7.8km、静岡県内が約3.9kmとなっています。

概要

この道路の特徴は、豊橋市の中心部から赤岩口駅までの区間において、豊橋鉄道東田本線（路面電車）と道路が並走している点です。そのため、この区間は「市電通り」という愛称でも親しまれています。また、多米峠を越える区間は比較的カーブが多く、運転には注意が必要です。しかし、豊橋市西部から東名高速道路の三ヶ日ICや静岡県方面へのアクセス道路として重要な役割を果たしており、地域住民の生活を支える道路となっています。多米トンネルの静岡県側入り口には、富士山をデザインした歓迎看板が設置されており、ドライバーを出迎えます。

路線データ

起点: 愛知県豊橋市八町通5丁目（東八町交差点、国道1号交点）
終点: 静岡県湖西市大知波（多米峠入口交差点、国道301号交点）
総延長: 11.7km（愛知県内7.8km、静岡県内3.9km）

歴史

1964年（昭和39年）11月28日：主要地方道に指定。
1965年（昭和40年）11月29日：認定。
1976年（昭和51年）7月13日：路線名が「豊橋知波田線」から「豊橋大知波線」へ変更。
1987年（昭和62年）7月1日：多米峠道路が無料化。
1993年（平成5年）5月11日：主要地方道に再指定。

路線状況

この道路は、豊橋市街地から多米峠を越えて静岡県湖西市へと至るルートであり、「多米街道」という別名でも呼ばれています。特に豊橋市内の路面電車との並走区間は、その特徴的な景観から市民に親しまれています。

通過する自治体

愛知県

豊橋市

静岡県

湖西市

交差する道路

国道1号（豊橋市八町通5丁目、起点）
愛知県道69号豊橋乗本線（豊橋市旭本町）
愛知県道31号東三河環状線・愛知県道502号豊橋環状線（豊橋市東田町）
愛知県道31号東三河環状線（豊橋市多米西町）
三ヶ日広域農道（湖西市大知波）
国道301号（湖西市大知波、終点）

沿線施設

豊橋鉄道東田本線（路面電車）
愛知県東三河事務所
豊橋市立旭小学校
豊橋市立豊橋高等学校
岩田運動公園
ヤマナカ赤岩フランテ館
朝倉川
赤岩山赤岩寺
多米団地
豊橋市民俗資料収蔵室
弓張山地
多米トンネル
天竜浜名湖鉄道・天竜浜名湖線 知波田駅
ヤマハ浜名湖マリーナ

路面電車の停車駅

この道路沿いには、豊橋鉄道東田本線の以下の停留場があります。東田駅以外は安全地帯が設けられており、東田坂上から競輪場前までの区間は路面電車が複線のため、道路の車線幅が狭くなっています。

東八町停留場
前畑停留場
東田坂上停留場
東田停留場
競輪場前停留場
井原停留場
* 赤岩口停留場

まとめ

愛知県道・静岡県道4号豊橋大知波線は、豊橋市と湖西市を結ぶ重要な道路であり、地域住民の生活を支えるとともに、観光客の移動にも利用されています。路面電車との並走区間や多米峠の風景は、この道路ならではの魅力と言えるでしょう。

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