慈眼寺駅

慈眼寺駅について

慈眼寺駅（じげんじえき）は、鹿児島県鹿児島市慈眼寺町に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）指宿枕崎線の駅です。この駅は、地域の発展とともに進化を遂げてきました。

駅の概要

1988年の開業当初は、1面1線の簡素な駅でしたが、その後の改良により2面2線の相対式ホームを持つ橋上駅舎へと生まれ変わりました。2016年には高架化され、現在の姿となりました。特に、谷山駅から慈眼寺駅にかけては高架橋が連続しており、その様子は圧巻です。駅舎は鳥居をモチーフにしたデザインが特徴で、地域住民からは「じがんじ駅」という愛称で親しまれています。

歴史

1988年3月13日: 九州旅客鉄道の駅として開業。
1992年頃: 列車交換設備の設置とともに橋上駅舎に改築。
2012年12月1日: ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる。
2016年3月26日: 高架駅としての営業を開始。慈眼寺駅発着の普通列車が設定される。
2020年5月30日: 駅遠隔案内システム「ANSWER」が導入され、朝夕の一部時間帯を除き無人化。

駅の構造

現在の慈眼寺駅は、島式ホーム1面2線を有する高架駅です。駅業務はJR九州サービスサポートに委託されており、きっぷうりばが設置されていますが、営業時間は限られています。2020年5月からは、駅遠隔案内システム「ANSWER」の導入により、一部時間帯を除き無人駅となっています。IC乗車カード「SUGOCA」が利用可能で、簡易SUGOCA改札機が設置されています。ただし、SUGOCAの販売は行っていません。駅にはタッチパネル式の自動券売機とICカードチャージ機が設置されています。

のりば

番線	路線	方向
--	---	-------
1	指宿枕崎線	鹿児島中央方面
2	指宿枕崎線	喜入、枕崎方面

利用状況

2020年度の1日平均乗車人員は1,279人です。

駅周辺の状況

駅周辺は、かつては田園風景が広がるのどかな地域でしたが、駅の開業とともに住宅地として発展しました。特に駅の東側は、区画整理事業により整然とした街並みが形成され、住宅とロードサイド店舗が混在しています。一方、駅の西側、通称「西谷山地区」は、県農業試験場跡地を利用した区画整理事業が進められており、新しい家々が建設され始めています。

駅周辺には、風致地区に指定されている慈眼寺公園、谷山護国神社、タイヨー慈眼寺店、鹿児島慈眼寺郵便局、鹿児島市立和田小学校、鹿児島生協病院、コープかごしま南谷山店、鹿児島市立ふるさと考古歴史館などがあります。

駅名の由来

駅名の由来となった慈眼寺は、飛鳥時代に創建された由緒ある寺院でしたが、明治維新後の廃仏毀釈により取り壊され、現在は存在しません。しかし、その跡地は慈眼寺公園として整備され、市民の憩いの場となっています。公園では、紅葉や桜を楽しむことができます。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

■指宿枕崎線

■快速「なのはな」・■普通

谷山駅 - 慈眼寺駅 - 坂之上駅

脚注

注釈

出典

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 慈眼寺駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

もう一度検索