慶應義塾大学落語研究会

慶應義塾大学落語研究会について



慶應義塾大学落語研究会、通称「慶應落研」は、慶應義塾大学の文化団体連盟に所属する公認団体です。落語研究会は、大学で落語を愛好する学生たちが集まり、落語の技術向上や普及活動を行っています。

活動内容



慶應寄席



年に一度、三田祭で開催される部員による落語会で、慶應落研にとって最も重要なイベントです。2年生が昼夜の主任を務め、4年生はこれを最後に引退するのが通例です。部員たちが日頃の練習の成果を披露する場として、毎年多くの観客を集めています。

慶應落語会



学生への落語の普及を目的に、プロの落語家を招いて開催される落語会です。学生だけでなく、地域の人々も気軽に落語を楽しめる場を提供しています。早稲田大学落語研究会の「わせだ寄席」[1]と並び、学生による落語イベントとして知られています。

第一回慶應落語会


2016年12月9日に三田演説館で開催され、三遊亭金の助師匠による「子ほめ」、桂歌丸師匠による「鍋草履」が披露されました。

沿革



創部



1954年6月1日、「日本の古典大衆芸能の普及」を目的として創部されました。当初は学生による実演は行わず、プロの落語家を招いての落語会が主な活動でした。

関東全大学落語連盟



1954年6月26日には、関東全大学落語連盟（全落連）の結成準備会に参加。早稲田大学、東京大学、國學院大学、法政大学と共に、落語の普及と学生間の交流を深める活動を始めました。

落語鑑賞会



1954年11月13日には、三田演説館にて第二回落語鑑賞会を開催。蝶花楼馬楽師匠による「猿後家」、三遊亭百生師匠による「粗忽の釘」、三遊亭圓生師匠による「蒟蒻問答」が披露されました。

著名なOB



慶應落研は、落語界だけでなく、多方面で活躍するOBを多数輩出しています。

落語家




芸能人




アナウンサー




実業家



  • - 坂本孝（ブックオフコーポレーション創業者、俺の株式会社代表取締役）

慶應義塾と落語



高座



1956年4月2日には、学事視察のため海外渡航する門野幾之進の送別会を演説館で開催。柳家小さん師匠、三遊亭圓遊師匠が招かれました。

落語家と慶應



川上音二郎


「オッペケペー節」で人気を博した川上音二郎は、福沢諭吉の目に留まり慶應義塾の学僕となりました。しかし、寄席通いが原因で15歳で義塾を追放され、その後上方落語家となりました。

立川らく朝


杏林大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部内科学教室に入局。慶応健康相談センター（人間ドック）医長を務めました。医学博士でありながら落語家としても活躍しています。

柳亭楽ちん


前座として活躍しています。若手ながらも実力派として注目されています。

関連情報



注釈



[1] 早稲田大学落語研究会による「わせだ寄席」

関連項目




外部リンク



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