戸沢橋

戸沢橋（とざわばし）について

戸沢橋は、神奈川県の海老名市と厚木市を結ぶ道路橋で、相模川に架かっています。この橋は、神奈川県道22号横浜伊勢原線の一部であり、地域交通の重要な役割を担っています。戸沢橋の名前は、厚木市戸田と海老名市門沢橋が交差する位置から来ています。1991年には「かながわの橋100選」に選定され、その美しさと重要性が認められています。

歴史

戸沢橋の起源は、江戸時代の大山道にまでさかのぼります。当時、相模川を渡るためには渡船が利用されていましたが、その後、渡船に代わる形で橋が架設されることとなりました。現在の戸沢橋は1961年に工事が始まり、1967年に完成しました。

この橋が位置する場所は東名高速道路厚木インターチェンジにも近く、交通の要所とされています。しかし、戸沢橋周辺には他に自動車や人が通れる橋がないため、特に日中は常に渋滞が発生しています。渋滞の緩和を図るため、2010年にはさがみ縦貫道路が開通し、相模川を渡らずに首都圏中央連絡自動車道を経て東名高速道路へ入れる環境が整いました。

渋滞解消のため、本橋の西側にある国道129号が神奈川県道22号横浜伊勢原線をアンダーパスする形で立体交差化する工事が行われ、2017年3月25日に完成しました。また、戸田交差点と東河内交差点間の区間を4車線化する計画も進行中です。

橋の概要

戸沢橋は、連続鋼鈑桁橋という形式を採用しています。橋の長さは526メートルで、鋼によって構造が支えられています。構造上の活荷重はTL-20に設定されており、さまざまな車両の通行が可能です。

諸元

• - 種別: 鋼道路橋
• - 形式: 連続鋼鈑桁橋
• - 橋長: 526 m
• - 活荷重: TL-20

近隣の橋

戸沢橋は、相模川にも数多くの橋が架かっています。上流には相模大橋や東名高速道路の相模川橋、また小田急小田原線の相模川橋梁が存在しています。さらに、下流には計画中の（仮称）ツインシティ橋や東海道新幹線の相模川橋梁、神川橋などがあります。

まとめ

戸沢橋は、地域の交通インフラとして非常に重要な役割を果たしています。その歴史や渋滞問題、周辺の橋との関わりなど、地域に根付いた存在としての戸沢橋の魅力を今後も大切にしていく必要があります。

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