戸田川緑地

戸田川緑地

戸田川緑地は、愛知県名古屋市の中川区と港区にまたがる、南北2.5km、東西0.5kmに及ぶ広大な都市公園です。1994年（平成6年）に開園して以来、「健康とスポーツの里」をテーマに整備が進められてきました。市南西部における最大の公園として、多くの市民に親しまれています。

概要

戸田川緑地は、南地区、中央地区、北地区の3つのゾーンに分かれています。

南地区（陽の郷）: 農業文化園に隣接し、農業文化園関連施設ゾーンとして整備されています。1994年（平成6年）より一部供用が開始され、1996年（平成8年）7月にはほぼ全面供用となりました。農業公園やとだがわこどもランド、デイキャンプ場などが置かれ、公園内で最も来客数が多いエリアです。
中央地区: 水郷とファミリースポーツゾーンとして整備されています。1999年（平成11年）より一部供用が開始され、芝生広場やファミリースポーツ広場、インラインスケート場、パターゴルフ場などが設けられています。また、戸田川のほとりには「とだがわ生態園」があり、散策や自然観察、自然体験活動が楽しめます。
北地区: 健康とスポーツゾーンとして整備されていますが、植樹が行われたばかりで、まだ整備途上の段階です。一部立ち入り可能な場所もありますが、案内図などには記載されていません。

各地区の詳細

南地区

愛知県道106号鳥ヶ地名古屋線の石橋から下流側、愛知県道70号名古屋十四山線（東海通）の新東海橋までの左岸に位置しています。名古屋市農業文化園やとだがわこどもランド、デイキャンプ場などが置かれており、家族連れで賑わっています。

中央地区

国道1号の富永橋から下流側、愛知県道106号の石橋までの中央地区は、水郷とファミリースポーツゾーンとして、芝生広場やファミリースポーツ広場、インラインスケート場、パターゴルフ場などが整備されています。また、左岸には「とだがわ生態園」があり、豊かな生態環境と水郷風景が楽しめます。

北地区

国道1号富永橋から上流側の右岸に位置しています。健康とスポーツゾーンとされていますが、整備が始まったばかりで、まだ立ち入りできないエリアも多くあります。

とだがわの森

中央地区と北地区では、市民、企業、行政が協力して「なごや西の森づくり」を進めています。苗木から大きな森へと育てていく取り組みで、緑豊かな環境づくりに貢献しています。

未完成部分

北地区の左岸では、スポーツ・レクリエーション施設が点在する森を育てる計画が進められています。近鉄名古屋線・戸田駅付近から下流域の左岸が事業着手予定となっています。

アクセス

公共交通機関

南地区
名古屋市営地下鉄東山線・高畑駅、または名古屋市営地下鉄名港線・東海通駅から名古屋市営バス「河合小橋」行、「南陽支所」バス停下車、徒歩約5分
JR関西本線・春田駅から名古屋市営バス「南陽巡回（右回り）」、「戸田川緑地」バス停下車、すぐ
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線・港北駅から名古屋市営バス「河合小橋」行、「南陽支所」バス停下車、徒歩約5分
中央地区
名古屋市営地下鉄東山線・高畑駅から名古屋市営バス「南陽交通広場（イオンモール名古屋茶屋）」行、「蟹田」バス停下車、徒歩約10分
JR関西本線・春田駅から名古屋市営バス「南陽巡回（右回り）」で「包里」バス停下車、徒歩約5分
名鉄バスセンターから三重交通バス「イオンモール名古屋茶屋」行き、または「桑名駅」行き、「かの里」バス停下車、徒歩約5分

自家用車

通常は駐車料金無料ですが、イベント開催時には有料となります。

南地区
国道302号（名古屋環状2号線）南陽中学校交差点から東海通を西進、南陽支所交差点を北へ（第1駐車場）
八百島南交差点を西進、農業文化園北東交差点を北へ（第2駐車場）
中央地区
国道302号（名古屋環状2号線）八百島交差点から愛知県道106号を西進（第3駐車場・臨時第1・第2・第3駐車場）

戸田川緑地は、自然に親しみ、スポーツやレクリエーションを楽しめる、市民の憩いの場です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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