手稲インターチェンジ

手稲インターチェンジ

手稲インターチェンジ（ていねインターチェンジ）は、北海道札幌市手稲区富丘に位置する札樽自動車道のインターチェンジです。このインターチェンジは、札幌JCT方面への出入り口と、小樽方面への入り口のみが設置されているスリークォーターインターチェンジとして機能しています。つまり、札幌方面へは出入り可能ですが、小樽方面からの出口は現在のところ設けられていません。ただし、小樽方面への出口設置については、将来的な構想が存在します。

歴史

手稲インターチェンジの歴史は、1971年（昭和46年）に国道5号札幌小樽道路（札樽バイパス）として札幌西IC - 小樽IC間が暫定2車線で開通したことに始まります。その後、1973年（昭和48年）に札幌小樽道路が高速自動車国道（札樽自動車道）に昇格し、1974年（昭和49年）には札幌西IC - 小樽IC間が4車線化されました。そして、2019年（令和元年）11月24日には、長年の課題であった小樽方面への入口が開通しました。

周辺情報

手稲インターチェンジ周辺には、以下のような施設や地域があります。

富丘・手稲富丘
丸山
札幌市手稲青少年キャンプ場（愛称「カッコウの森」）
ちょい寝ホテル札幌手稲
手稲本町
手稲山
サッポロテイネ
札幌テイネゴルフ倶楽部
手稲駅（JR北海道・函館本線）
前田
医療法人渓仁会手稲渓仁会病院

接続する道路

手稲インターチェンジは、以下の道路と接続しています。

直接接続: 札幌市主要地方道9905号手稲インター線（手稲山麓通）
間接接続: 国道5号（北5条手稲通）

料金所

料金所を利用する際には、料金体系と収受方法に注意が必要です。札幌中心部方面と小樽方面では入口が異なるため、注意を促す看板が設置されています。

ブース数: 合計4

札幌JCT方面入口:
ETC/一般：1ブース
札幌JCT方面出口:
ETC/一般：1ブース
小樽方面入口:
ETC専用：1ブース
ETC/一般：1ブース

利用状況

手稲インターチェンジは、札樽自動車道において札幌西ICと金山PA/緊急開口部、そして銭函ICの間に位置しています。

フルインターチェンジ化計画

小樽方面入口の新設

2019年（令和元年）に小樽方面入口が開通するまで、札幌市北西部から札樽道を利用して小樽方面へ向かうには、小樽市の銭函ICか、札幌都心寄りの札幌西ICを利用する必要がありました。そのため、1997年（平成9年）にはインターチェンジ周辺の連合町内会から、当時の日本道路公団総裁宛てに小樽方面アクセスの新設要望が提出されました。その後、札幌市も将来的な必要性を認め、関係機関への働きかけを行っていました。

2014年（平成26年）には、東日本高速道路北海道支社が2018年度（平成30年度）に開通予定の北海道横断自動車道の小樽JCT - 余市ICの開通までに、手稲ICの小樽方面入口を整備する方針を発表し、2019年11月24日に小樽方面への入り口が開通しました。

小樽方面入口の開通により、手稲渓仁会病院（後志地域から最も近い三次救急医療機関）によるドクターカーの後志方面への運用範囲も拡大し、救急医療体制の充実が期待されています。

小樽方面出口の新設構想

2019年度時点では、小樽・余市方面からの降り口レーン設置の予定はありませんが、地元から設置要望が出ていることから、東日本高速道路北海道支社は今後の交通量を踏まえて設置を検討するとしています。

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