手稲本町

手稲本町（ていねほんちょう）

手稲本町は、北海道札幌市手稲区に位置する地区です。JR函館本線の南側に広がり、軽川が地区を貫流しています。国道5号と札樽自動車道が地区を南北に走り、交通の便が良い地域です。

歴史

手稲本町は、かつて「軽川（がるがわ）」と呼ばれていました。和人が入植した時期は不明ですが、1871年（明治4年）には近隣に開拓使の施設が設けられ、この頃から開拓が進んだと考えられています。

軽川街道は、道央における西の玄関口として重要な役割を果たしました。小樽港からの物資輸送は陸路が主であり、札幌や石狩へ向かうには軽川を通過する必要があったため、交通の要衝として発展しました。

1882年（明治15年）に手稲村で大字三村制が敷かれると、軽川は下手稲村の中心地となり、1897年（明治30年）頃には戸数が40を超えるほどに発展しました。軽川街道は後に国道5号の一部となりましたが、1940年（昭和15年）に国道が新道へルート変更された後も、地元住民からは「旧国道」として親しまれていました。

1951年（昭和26年）に手稲村が手稲町に昇格した際、「軽川」の地名は「手稲本町」と改称されました。翌1952年（昭和27年）には、軽川駅も「手稲駅」に改称されています。

住所

手稲本町は、札幌市手稲区にあります。

交通

鉄道

JR北海道 函館本線 手稲駅

道路

二十四軒手稲通（軽川街道）：地区中心部を南北に走る旧国道です。
北5条手稲通（国道5号）：地区南側を南北に走ります。
石狩手稲通（北海道道44号石狩手稲線）：地区中心部を東西に走ります。
曙通：曙との境界となっています。

ジェイ・アール北海道バスが札樽線のバス路線を開設しており、北5条手稲通上の「手稲本町停留所」は、かつて「手稲町駅」（自動車駅）として設置されていました。

施設

手稲駅前ビル（手稲ステーションホテル）（手稲本町1-4）
キテネビル（手稲本町2-4）
手稲駅前プラザ南ビル（手稲本町1-3）
北海道信用金庫手稲駅前支店（手稲本町2-3）
北央信用組合手稲支店（手稲本町1-3）
北海道札幌稲雲高等学校（手稲本町6-4）
札幌市立手稲中央小学校（手稲本町3-2）
札幌市手稲消防署（手稲本町2-5）
手稲神社（手稲本町2-3）
札幌市手稲墓地（手稲本町4-4）
サッポロテイネ（手稲本町593）
サッポロスターライトドーム（手稲本町2-4）
手稲山登山道北尾根ルート入口

手稲本町には、駅周辺を中心に様々な商業施設や公共施設が集まっています。また、サッポロテイネなどのレジャースポットや、手稲山への登山道も存在し、多様な魅力を持つ地域です。

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