斎藤実 (公明党)

斎藤実（さいとう みのる）は、1923年9月25日に生まれ、2014年11月4日に生涯を閉じた日本の政治家です。彼は公明党の衆議院議員として、6期にわたり国政に携わりました。

青森県下北郡大湊町（現在のむつ市）出身の斎藤は、1940年に函館市立商工青年学校（後の北海道函館工業高等学校）を卒業しました。政治家としてのキャリアは、1959年の札幌市議会議員当選から始まりました。市議会議員を1期務めた後、1963年からは北海道議会議員を1期務めました。

1967年の第31回衆議院議員総選挙において、斎藤は北海道1区から公明党公認で立候補し、見事当選を果たしました。以後、彼は衆議院議員として6期にわたり活動し、国政に貢献しました。しかし、1986年の第38回衆議院議員総選挙には出馬せず、政界を引退しました。彼の後継者としては、参議院から藤原房雄が鞍替えする形で立候補しました。

斎藤の政治家としての功績は多岐にわたります。彼は地方議員としての経験を生かし、北海道の地域社会の発展に尽力しました。また、国政においては、公明党の政策実現に貢献し、国民生活の向上に努めました。彼の誠実で真摯な姿勢は、多くの人々に感銘を与え、支持を集めました。

1993年には、長年の功績が認められ、勲二等瑞宝章を受章しました。これは、彼の政治家としての卓越した能力と、社会への貢献を称えるものです。

斎藤実は、地方政治から国政まで、幅広い分野で活躍した政治家であり、彼の功績は日本の政治史に深く刻まれています。彼の政治姿勢や政策は、後世の政治家にとっても参考となるものであり、その影響は今もなお続いています。

参考文献：
『議会制度百年史 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』日外アソシエーツ、2003年。ISBN 9784816918056

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