新・演歌名曲コレクション6 -碧し-

氷川きよし、2017年発表のアルバム『新・演歌名曲コレクション6 -碧し-』は、彼の26枚目のアルバムとして日本コロムビアからリリースされました。このアルバムは、Aタイプ（初回完全限定スペシャル盤）とBタイプ（通常盤）の2つの形態で発売され、それぞれに異なる魅力が詰め込まれています。

Aタイプは、DVDが付属した初回限定スペシャル盤です。このDVDには、「新宿ブルームーン」とアルバムタイトルにもなっている「碧し」のミュージックビデオが収録されており、氷川きよしの歌唱とパフォーマンスを映像で楽しむことができます。また、AタイプとBタイプでは、ジャケット写真と歌詞ブックレットに使用されている写真が異なり、それぞれ異なるビジュアルを楽しむことができるのも魅力です。

収録曲は、オリジナル曲とカバー曲で構成されています。オリジナル曲では、下地亜記子作詞、宮下健治作曲の「じょんがら挽歌」、麻こよみ作詞、桧原さとし作曲の「新宿ブルームーン」、さいとう大三作詞、水森英夫作曲の「酔わせてオルホ」、仁井谷俊也作詞、宮下健治作曲の「川中島回想」、岡田冨美子作詞、水森英夫作曲の「真昼の最終電車」、そしてGReeeeNが作詞作曲を手掛けた「碧し」などが収録されています。特に「碧し」は、NHKラジオ深夜便の「深夜便のうた」として2017年7月から9月までテーマソングとして使用され、幅広い層に親しまれました。

カバー曲では、森進一の「北の螢」、美空ひばりの「おまえに惚れた」と「花笠道中」、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」、三橋美智也の「炭坑節」、弘田三枝子の「人形の家」など、往年の名曲が氷川きよしの歌声で新たな命を吹き込まれています。これらのカバー曲は、原曲の魅力を尊重しつつも、氷川きよしならではの解釈と歌唱で、聴く人に新たな感動を与えます。

さらに、ボーナストラックとして、「男の絶唱 (新アレンジバージョン)」と「わたしのふるさと」が収録されています。「男の絶唱 (新アレンジバージョン)」は、原曲を新たなアレンジで再構築したもので、よりドラマチックな展開が楽しめます。「わたしのふるさと」は、藤井宏一作詞、グッチ裕三作曲の楽曲で、故郷への想いを歌った心温まる一曲です。

編曲は、丸山雅仁、石倉重信、GReeeeN・高田翼、澤近泰輔が担当しており、それぞれの楽曲の個性を引き出すアレンジが施されています。演歌ファンはもちろん、幅広い音楽ファンにおすすめできるアルバムです。

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