新前橋町

新前橋町（しんまえばしまち）

群馬県前橋市に位置する町名です。郵便番号は371-0843が割り当てられています。2013年時点の統計では、面積はおよそ0.17平方キロメートルとなっています。

地理

前橋市の市域西部に位置しています。町域は、JR上越線および両毛線の結節点である新前橋駅の東口駅前広場周辺から始まります。そこから両毛線の線路に沿って北東方向へと細長く延びており、医療施設であるわかば病院付近までが範囲に含まれます。

歴史

比較的新しい地名であり、1978年（昭和53年）に成立しました。これは、当時前橋市内であった石倉町および古市町のそれぞれ一部地域が統合され、新たな町として誕生したものです。

年表

新前橋町の歴史に関連する主な出来事は以下の通りです。

1921年（大正10年）7月1日 - 現在の前橋市古市町にあたる、群馬郡東村大字古市の地に新前橋駅が開業しました。町名よりも駅の方が先に誕生しています。
1978年（昭和53年） - 前橋市の石倉町および古市町の各一部地域が合併し、「新前橋町」が成立しました。

地名の由来

町名の起源は、隣接するJR新前橋駅の名称に由来しています。ただし、興味深い点として、新前橋駅そのものの正式な所在地は、前橋市古市町であり、新前橋町ではありません。

世帯数と人口

2017年（平成29年）8月31日現在の統計によると、新前橋町には一定の世帯数と人口が確認されています。

小・中学校の学区

前橋市立の小・中学校に通学する場合、新前橋町にお住まいのお子さんについては、指定された学区の学校に通うことになります。

交通

鉄道

町域自体に駅はありませんが、最寄りの駅はJR上越線・両毛線の新前橋駅です。駅の所在地は古市町ですが、新前橋町の住民にとって最も主要な鉄道交通の拠点となっています。

道路

新前橋町内には国道は通過していません。主要な幹線道路としては、群馬県道12号前橋高崎線と群馬県道106号新前橋停車場線が町内を通っています。これらの県道は、地域の交通や周辺地域へのアクセスにおいて重要な役割を担っています。

バス

県道12号線および106号線沿いには、路線バスの停留所が設置されています。主なバス停として、西から新前橋駅入口、新前橋駅、滝川橋などがあります。これらのバス停からは、関越交通や群馬中央バスといった事業者が運行する路線バスを利用できます。

運行されている主な路線には以下があります。

関越交通: 新前橋駅〜県庁前〜群大病院線、新前橋駅〜大友町〜前橋営業所線（これらの路線は新前橋町内の滝川橋バス停などを経由します）
群馬中央バス: 高崎駅前〜芝塚・県庁〜前橋駅前線（この路線は新前橋駅入口、新前橋町、滝川橋といったバス停に停車します）

主な施設

新前橋町内には、いくつかの公共的な施設や医療機関が立地しています。

群馬県社会福祉総合センター
群馬県立点字図書館
* 医療法人相生会わかば病院

これらの施設は、地域住民だけでなく、前橋市や群馬県全体にとっても重要な役割を果たしています。

参考文献：『角川日本地名大辞典 10 群馬県』角川書店、1988年

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