新北投駅

新北投駅について

新北投駅（しんほくとうえき）は、台湾の台北市北投区に所在しており、台北捷運新北投支線の一部です。駅の識別子は「R22A」で、便利な交通手段を提供しています。また、この駅周辺には著名な温泉地、新北投温泉が広がっています。この記事では、新北投駅の歴史とその周辺の魅力について詳しくご紹介します。

歴史

新北投駅の歴史は、1916年4月の新北投線開通に起源を持ちます。この年に新北投停車場が開業し、当初はガソリンカーが当駅と北投駅の間で運行されていましたが、戦後はディーゼルカーに切り替えられました。1937年には乗客の増加に対応するため駅舎が増築され、「牛の目」（oeil de boeuf）窓が片側3つから4つに増えました。

1979年には、駅の格付けが三等駅から簡易駅に降格しましたが、1988年には新北投線が廃線となり、翌日からは台北捷運の工事が始まりました。

台北捷運新北投駅は1997年3月28日に開業し、以来、多くの利用者に親しまれています。2018年には可動式ホーム柵の設置が行われ、2020年にはエレベーターの2号出口が供用開始されました。

駅構造

新北投駅は高架駅で、島式ホームを1面2線有しています。ホームにはホームドアが設置されており、乗客の安全が確保されています。また、地上からホームへのアクセスはエレベーターやエスカレーターが整備されていて、改札口は地上にあります。駅のトイレは改札内に位置し、利便性に配慮されています。

利用状況

利用者数は年々増加しており、特に観光シーズンには多くの旅行者が訪れます。駅周辺には新北投や北投公園へのバス停がありますので、アクセスも良好です。

駅周辺の魅力

新北投駅周辺は、観光に適したエリアとなっています。著名な温泉街が近くにあり、訪れる人々はリラックスした時間を過ごすことができます。また、駅前からは陽明山や基隆方面へのバスが出ており、他の観光スポットへのアクセスも容易です。さらに、彰化県民俗文化村に展示されていた歴史的な駅舎が2017年にこの地に復活し、訪れる人に新たな魅力を提供しています。

初代駅舎の復活

初代の新北投駅舎は、2017年4月1日に彰化県から復帰し、七星公園近くに設置されました。開所式を経て、2018年5月30日には台北市政府によって歴史的建築として登録されました。また、2019年には日本製の非空調客車が史料館として公開され、その歴史的価値が評価されています。

隣接駅

新北投支線の隣には北投駅があり、台北捷運の重要な接続点となっています。新北投駅は、北投区に訪れる訪問者にとって重要な交通中枢であり、地域の豊かな文化と歴史を感じる場所でもあります。

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