新天地 (広島市)

広島市新天地：商業と娯楽が織りなす街

新天地は、広島県広島市中区に位置する町名で、広島市の中心部にあります。この地区は、中央通りを挟んで東西に広がり、多様な顔を持っています。

地理

新天地は、広島市中区八丁堀の南側に位置し、中央通りを跨ぐように広がっています。中央通りより西側は、本通商店街や並木通りに接続し、広島パルコ新館やアリスガーデン、お好み村などがあります。一方、中央通りより東側は流川に隣接し、バーやスナックが多く、中四国最大の歓楽街の一角を形成しています。

歴史

新天地は、1921年（大正10年）に新天地歓楽街として開発され、商業・娯楽の中心地として発展しました。しかし、1945年（昭和20年）8月6日の広島市への原子爆弾投下により、壊滅的な被害を受けました。

戦後、1951年（昭和26年）には新天地劇場（後の広島宝塚会館）が開館し、復興の兆しが見え始めます。1957年（昭和32年）には、広島市の戦災復興都市計画に基づいて土地区画整理事業が行われ、新天地広場（後の西新天地公園、現在のアリスガーデン）が整備されました。同時期に中央通りが開通し、広場には50軒のお好み焼きの屋台が集まり、「お好み村」として戦後復興のシンボルとなりました。

1961年（昭和36年）には、スーパーのイズミの1号店であるいづみ八丁堀店が開業。1963年（昭和38年）には、新天地広場が西新天地公園として整備されました。1967年（昭和42年）には、公園前にプレハブ風の建物で「お好み村」が復活し、現在の新天地プラザお好み村へと繋がります。

その後、1985年（昭和60年）にイズミ八丁堀店がウィズワンダーランドとして新装開店。1992年（平成4年）には、お好み村が鉄筋コンクリート造7階建ての新天地プラザお好み村として新装開店しました。1994年（平成6年）には、広島市の再開発事業「金座街地区市街地再開発事業」により西新天地公園が整備され、アリスガーデンの愛称が生まれました。同年には、アリスガーデンに隣接する場所に広島パルコ本館が竣工、翌月開業。2001年（平成13年）には広島パルコ新館が開業しました。

2004年（平成16年）にはウィズワンダーランドが閉店し、ヤマダ電機テックランド広島中央本店が開店。2011年（平成23年）には広島宝塚会館が閉館。2012年（平成24年）にはドン・キホーテ広島八丁堀店が開店し、2013年（平成25年）には広島宝塚会館跡地に広島ZERO GATEがオープンしました。

主な施設

新天地プラザお好み村
アリスガーデン（広島市西新天地公共広場）
広島パルコ新館
広島ZERO GATE
広島ワシントンホテル
ドン・キホーテ広島八丁堀店
新天地公園（広島市東新天地公共広場）
広島中央警察署新天地交番
広島市西新天地自転車等駐車場
広島市西新天地駐車場
広島市東新天地自転車等駐車場
広島帝劇会館

隣接地区

袋町
三川町
本通
堀川町
* 流川町

交通

新天地には、中央通り沿いに「新天地」バス停があり、広電バス、広島バス、広島交通が停車します。また、八丁堀電停や本通駅も近く、公共交通の便が良い地域です。

人口・世帯数

2018年6月末の時点で、新天地の人口は19人、世帯数は10世帯となっています。

新天地は、広島市の中心部で、商業と娯楽が融合した活気ある地区です。その歴史と多様な魅力は、訪れる人々を惹きつけてやみません。

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