新屋駅 (秋田県)

新屋駅について

新屋駅（あらやえき）は、秋田県秋田市新屋扇町にある東日本旅客鉄道（JR東日本）の羽越本線に所属する駅です。1920年に開業以来、多くの利用者に親しまれています。この駅は、地域の交通インフラとして重要な役割を果たしてきました。

駅の歴史

新屋駅は、大正9年の1920年2月22日に国鉄の駅として開業し、当初は河辺郡新屋町に位置していました。1964年10月には専用線発着を除く貨物の取り扱いが廃止され、その後も1985年と1986年にかけて荷物の取り扱いが停止されました。この時期、新屋駅の周辺には当駅から国立食糧倉庫や十條パルプ工場への専用線が存在し、たくさんの貨物列車が運行されていましたが、1986年にパルプ工場が閉鎖されたことにより、専用線も役目を終えました。

国立食糧倉庫への専用線は1970年代には貨物の設定が無くなったものの、1990年まで線路が残っていました。1987年4月1日、国鉄の分割民営化によってJR東日本の駅となり、2003年からは駅業務を委託によって運営しています。

また、2016年からは快速列車も停車するようになり、その年の6月には駅舎内に小さな図書館がオープンしました。11月には駅舎のリニューアル工事が始まり、12月にはその工事が完了しました。2019年には、大森山動物園のアートサインが駅舎外壁に登場し、2023年5月には秋田駅方面でのICカード「Suica」の利用が可能となりました。

マイページ利用者向けに、新屋駅では2024年10月1日からえきねっとQチケのサービスも開始する予定です。

駅の構造

新屋駅は、島式ホームを持つ地上駅で、1面2線の構造です。常に秋田駅と新屋駅を結ぶ区間列車が運行されており、利用者にとって利便性の高い駅です。駅業務は、秋田駅の管轄下にあり、JR東日本東北総合サービスが管理しています。駅内には、みどりの窓口や自動券売機、簡易Suica改札機、乗車駅証明書発行機などの設備が整っており、木造の駅舎が特徴的です。

利用状況

2023年度のデータによれば、新屋駅の1日あたりの平均乗車人員は831人となっています。2000年度からの利用状況を見ても、地域の交通の拠点としての重要性が続いています。

駅周辺の交通

新屋駅の周辺には、秋田中央交通の路線バスが発着する「新屋駅前」や「新屋踏切前」などの停留所があります。これにより、駅のアクセスがさらに便利になっています。

隣の駅

新屋駅は、羽越本線沿いに位置しており、隣接する駅には下浜駅と羽後牛島駅があります。なお、桂根駅は一部の列車しか停車しませんので、利用の際は時刻表を確認することをお勧めします。

結論

新屋駅は、秋田市において長い歴史を持ち、地域社会に密接に関わる交通の要所です。今後の発展にも期待が寄せられています。

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