新店駅

新店駅の概要

新店駅（しんてんえき）は、台湾の新北市新店区に位置する台北捷運新店線の駅です。この駅は、G01という駅番号を有し、かつて存在した台湾鉄路管理局新店線の同名駅と密接に関連しています。この駅の副駅名は「碧潭」で、近隣には有名な碧潭風景区があります。

駅の位置と周辺環境

新店駅は北宜路の西側に位置し、北新路と接続する南側にあります。駅名はこの地域の名前に由来しており、かつての台湾鉄路の駅名とも関連しています。駅の周囲には観光スポットが豊富で、特に碧潭風景区が訪れる人々に人気があります。また、当駅は台北捷運の中で南に開かれた位置にあり、土城線の頂埔駅に次ぐ南端の駅です。

利用可能な鉄道路線

新店駅では、台北捷運の新店線（松山新店線）が利用可能です。この便利な交通手段を利用することで、観光地や商業地区へのアクセスが容易になります。特に、週末には多くの観光客が新店駅を利用して烏来や坪林、安坑などの行き先に向かう姿が見受けられます。

駅の歴史

新店駅の歴史は1921年3月25日に遡ります。このとき、臺北鐵道新店線が公館から新店まで延伸して開業し、当初は新店驛という名前でした。その後、1931年8月1日には新店から郡役所前までがさらに延伸されましたが、1945年には戦後に廃止されてしまいます。

1949年6月1日には、台北鉄道が台湾鉄路管理局によって公営化されるも、1965年3月25日には台湾鉄路管理局新店線が廃止され、駅もその役割を終えました。台北捷運の新店駅は1999年11月11日に古亭から新店までの路線が開業することにより新たに運用を開始しました。このときの英語表記はウェード式で「Hsintien Station」とされていましたが、2003年末には漢語拼音に変更されました。2018年4月には可動式ホーム柵が導入されました。

駅の構造

新店駅は島式ホームを1面2線持つ地下駅で、出入口は1箇所のみです。駅出口1は北新路の西側に位置しています。

利用状況と周辺交通

新店駅の周辺には、便利なバス停がいくつか存在します。北新路には「捷運新店駅」のバス停、北宜路には「文山国中」のバス停、中興路には「新店」のバス停があり、多くの利用者がこの地点で新店客運バスに乗り換えています。これにより、烏来温泉や坪林、安坑などの目的地にもスムーズにアクセスでき、観光客にとっても便利な場所となっています。

駅周辺の名所

新店駅の近隣にはさまざまな観光名所が点在しています。例えば、新店渓や碧潭風景区、碧潭吊橋などがあり、特にこのエリアは自然の美しさを堪能できるスポットです。また、光明街夜市、新北市立新店国民小学、新店碧潭郵局、そしてYouBikeのステーションも近くにあります。

さらに、駅の出口広場には日本のアーティスト田邊武による「邂逅」（天・地・人）という作品が設置されています。これらの施設は、訪れる人々により一層の魅力を提供しています。

隣接駅

新店駅の隣には、かつて台鉄の新店線があり、七張駅と郡役所前駅が位置しています。台北捷運の新店区役所駅（G02）も隣接しており、交通の便がとても良好です。

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