新得スマートインターチェンジ

新得スマートインターチェンジ（仮称）について

新得スマートインターチェンジ（仮称）は、北海道上川郡新得町に建設が予定されている道東自動車道のスマートインターチェンジです。場所は、トマムICと十勝清水ICの間に位置する新得パーキングエリア（PA）に併設される予定です。PA、SIC共に名称は仮称です。

建設の背景

新得町では、道東道開通以前からインターチェンジの建設が検討されていました。しかし、建設費や維持管理費、交通量などの課題があり、慎重な議論が重ねられてきました。当初は地域活性化インターチェンジとしての建設が想定されていましたが、スマートインターチェンジのみの設置も検討されました。

2016年の台風災害でJR根室本線や日勝峠が被災し、道東道の重要性が高まったことを受け、スマートインターチェンジの整備が認められました。2021年8月には国土交通省により準備段階調査に採択され、2022年9月には連結許可、事業許可が出され、新得PAの事業化も決定しました。

計画概要

建設地は広内トンネルから1km南方の地点で、2030年の完成を目指しています。インターチェンジ部分に10数億円、パーキングエリアに27億円、アクセス道道に10億円以上の工費が見込まれています。

新たな町作りの核へ

新得町は、スマートインターチェンジを新たな町作りの核として位置づけ、併設する道の駅の基本計画も策定しました。「広大な森林・雄大な山景・豊かな食を発信・体感する空間とし十勝エリアのゲートウェイを目指す」という基本コンセプトのもと、フードコートやキャンプ場の建設が検討されています。道の駅の整備は、町が建設費を負担し、設計から運営を民間委託するDBO方式で進められ、2024年度までの事業者選定を目指しています。

接続道路

間接接続
国道38号（狩勝峠）
北海道道136号夕張新得線

周辺施設

北海道旅客鉄道（JR北海道）新得駅（根室本線・石勝線）
サホロリゾート
北海道立総合研究機構農業研究本部畜産試験場

隣接するインターチェンジ

道東自動車道

(6)トマムIC
新得PA/SIC(事業中)
* (7)十勝清水IC

新得スマートインターチェンジの完成により、地域間の連携強化や観光振興、緊急輸送道路としての機能強化が期待されます。また、道の駅との連携により、地域資源を生かした新たな交流拠点としての役割も担うことが期待されています。

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