新潟交通佐渡

新潟交通佐渡株式会社について

新潟交通佐渡株式会社は、新潟県佐渡市に本社を置くバス事業者です。新潟交通の地域子会社として、佐渡島内の路線バス、貸切バス、タクシー事業を運営しています。1986年に新交佐渡貸切バスとして発足し、1994年に新潟交通から路線バス事業を譲り受け、現在の規模となりました。

概要

佐渡島内の全路線バスと貸切バス事業を担っており、新潟交通が全額出資する子会社です。かつては佐渡タクシーもグループ会社でしたが、2006年に事業を譲受し、現在はタクシー事業部として運営されています。

近年は、過疎化による乗客減や乗務員不足により、路線の廃止やデマンド交通への転換が進んでいます。2024年4月からは、多くの路線が土日祝日の運行を電話予約制に変更しました。また、佐渡観光のシンボルであった定期観光バスも、乗務員不足を理由に休止しています。

営業所

以下の5つの営業所があります。

本社営業所
相川営業所
両津営業所
小木営業所
羽茂営業所

相川と小木営業所には車両の配置はなく、両津営業所には郵便輸送用のトラックも配置されています。

運賃・乗車券類

新潟交通佐渡では、以下の独自の回数券を発行しています。

普通回数券
買物回数券（平日データイムと日曜・祝日終日利用可能）

これらの回数券は、本土側の新潟交通グループでは利用できません。また、新潟交通グループの他の回数券も、新潟交通佐渡では利用できません。

1日乗車券や、2日用、3日用の全線有効フリー乗車券も販売しています。

ICカード「りゅーと」や、新潟交通グループのバスカードは利用できません。

障害者手帳を提示すると、運賃が割引になります。

2021年4月からは、「学生ワイドフリー定期券」の通年販売を開始し、市内路線バス全路線が定額で利用できるようになりました。

現行路線

現在、以下の路線が運行されています。本線以外は、県と佐渡市の補助金で運行が維持されています。

主要路線

[1] 本線: 監督署前～両津埠頭～相川～佐渡金山を結ぶ主要路線。1時間に1本程度運行。フェリー接続便あり。
[2] 南線: 佐和田～真野～両津を結ぶ路線。1時間に1本程度運行。トキの森公園経由。
[10] 小木線: 佐和田～羽茂～小木を結ぶ路線。1日に9〜10本運行。宿根木への接続も。

その他の路線

[3] 東海岸線: 両津から南下し岩首へ。
[4] 内海府線: 両津から北上し岩谷口へ。大野亀経由。
[6] 七浦海岸線: 佐和田から海岸沿いを通って相川へ。
[7] 前浜線: 小木から東に進み多田へ。
[8] 度津線: 小木から山間部へ、地元住民専用路線。
[9] 海府線: 相川から北上し、尖閣湾などを経由。
[11] 宿根木線: 羽茂から宿根木方面へ。平日のみ運行、事前予約制。
[13] 国仲・金丸線: 佐和田と畑野、新穂を結ぶ循環系統。
[14] 松ヶ崎線: 佐和田から小佐渡山地を通り岩首方面へ。平日のみ運行、一部区間は予約制。
[16] 赤泊線: 佐和田から小佐渡山地を通り小木、赤泊方面へ。一部区間は予約制。


素浜海岸線: 夏季限定、小木～素浜海岸。
[15] 横宿線: 学生専用、監督署前～横山～新穂～佐渡総合高校前。

多くの路線でフリー乗降制を採用しています。年末年始は運休となる路線もあります。

両津地区の拠点となる「監督署前」バス停は、佐渡労働基準監督署の隣に両津営業所が所在します。

運行状況

ダイヤ: 佐渡汽船の繁忙期に合わせてダイヤが変更されます。通常用、冬季用と合わせて3種類のダイヤがあります。
運行時間帯: 多くの路線が朝夕のみの運行で、昼間は数本程度です。深夜便は本線のみ運行。
デマンド運行: 2024年4月から、多くの路線で土日祝日の運行が電話予約制になりました。前日17時までの予約が必要です。

休止路線

佐渡金山線（相川～佐渡金山）
空港線（両津埠頭～佐渡空港）

車両

三菱、UDトラックス、いすゞの車両を導入しています。中型車が主力ですが、大型車も一部路線で使用されています。近年は他社からの移籍車も導入しています。

脚注

詳細な情報は、以下のリンクを参照してください。

新潟交通佐渡株式会社
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関連項目

新潟交通
新潟交通観光バス
中部地方の乗合バス事業者
* 佐渡島 / 佐渡市

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