新潟分屯基地

新潟分屯基地

新潟分屯基地は、新潟県新潟市東区に位置する航空自衛隊入間基地の分屯基地です。新潟空港のB滑走路（主滑走路）南側に専用エプロンとハンガーを有し、航空救難団に所属する新潟救難隊が駐屯しています。日本海側における航空救難活動の拠点として重要な役割を担っています。

概要

新潟分屯基地には、救難捜索機であるU-125Aと救難救助ヘリコプターであるUH-60Jが配備されています。これらの航空機は、遭難者の捜索・救助活動に昼夜を問わず活躍しています。また、新潟分屯基地は災害派遣活動にも積極的に参加しており、過去には新潟県で発生した豪雨や地震などの災害において、人命救助や物資輸送などの支援活動を行っています。基地司令は新潟救難隊長が兼務しています。

部隊

新潟分屯基地に配置されている部隊は以下の通りです。

航空救難団新潟救難隊：航空救難活動を専門とする部隊。U-125A救難捜索機、UH-60J救難ヘリコプターを運用。
入間気象隊新潟気象班：気象観測・予報業務を行い、航空機の安全な運航を支援。

沿革

1958年（昭和33年）3月31日：アメリカ軍より新潟飛行場が返還。
1962年（昭和37年）3月15日：航空自衛隊新潟基地隊が新編。
1966年（昭和41年）12月：新潟基地隊が航空救難群に編入。
1967年（昭和42年）10月25日：新潟基地隊が新潟救難隊へと新編され、日本海側の航空救難拠点が強化。
2004年（平成16年）7月：平成16年7月新潟・福島豪雨で災害派遣活動。
2004年（平成16年）10月：新潟県中越地震で災害派遣活動。
2005年（平成17年）4月14日：MU-2S救難捜索機が新潟県阿賀町の御神楽岳で陸上目標捜索訓練中に墜落。乗員4名全員が死亡。
2007年（平成19年）7月：新潟県中越沖地震で災害派遣活動。
2008年（平成20年）：平成20年度航空救難団救難戦技競技会で新潟救難隊が優勝。
2009年（平成21年）10月：平成21年度航空救難団救難戦技競技会で新潟救難隊が優勝。
2011年（平成23年）3月：東日本大震災で災害派遣活動。
2011年（平成23年）7月：平成23年7月新潟・福島豪雨で災害派遣活動。

所属航空機

U-125A：救難捜索機。遭難者の捜索や状況確認に使用。
UH-60J：救難ヘリコプター。遭難者の救助や人員輸送に使用。

関連項目

航空自衛隊
航空自衛隊の基地一覧
航空救難団
佐渡分屯基地

外部リンク

航空自衛隊新潟分屯基地
新潟分屯基地 (@jasdf_niigata) - X（旧Twitter）

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