新潟県道・長野県道95号上越飯山線

新潟県道・長野県道95号上越飯山線



新潟県上越市と長野県飯山市を結ぶ主要地方道である、新潟県道・長野県道95号上越飯山線について解説します。

概要


この道路は、新潟県上越市を起点とし、板倉区を経由して、光ヶ原高原や鍋倉高原といった景勝地を通過し、長野県飯山市へと至ります。沿線には、光ヶ原牧場（グリーンビレッジ）、光ヶ原高原キャンプ場、大神楽展望台、戸狩温泉、戸狩温泉スキー場など、多くの観光施設が点在しています。

特に、県境付近では、天候に恵まれれば佐渡島や能登半島まで見渡せる絶景が広がります。ただし、新潟・長野両県境に位置する関田峠（標高1,100m）付近は、冬季には閉鎖されるため注意が必要です。冬季閉鎖期間中は、国道292号線飯山街道が迂回路として利用できます。

路線データ



歴史


県道上越飯山線の歴史は古く、特に県境の関田峠越えの道は、戦国時代に上杉謙信が信州へ進軍する際に利用したと伝えられています。江戸時代には、信濃と越後を結ぶ重要な交通路として機能しました。

年表


  • - 1959年（昭和34年）8月1日 - 高田飯山線として認定
  • - 1976年（昭和51年）
- 4月1日 - 建設省（現・国土交通省）が上越飯山線を主要地方道に指定
- 10月14日 - 長野県が県道41号上越飯山線を認定
- 11月1日 - 新潟県が県道862号上越飯山線を認定

路線状況


関田峠付近は、新潟県側を除きセンターラインがない曲がりくねった山岳道路で、舗装された林道のような様相を呈しています。豪雪地帯であるため、例年11月上旬から5月下旬までの期間は冬季閉鎖となり、通行ができません。

重複区間



地理


関田峠を越える道は、緑豊かな山間部を通ります。しかし、山頂付近は開けた場所が多く、特に新潟県側からは、妙高市や上越市の市街地、そして日本海を見下ろせる素晴らしい眺望が楽しめます。

通過する自治体


- 上越市
- 飯山市

交差する道路


上越市


  • - 国道18号（上新バイパス）（島田交差点）
  • - 新潟県道85号上越高田インター線（島田交差点）
  • - 新潟県道186号板倉直江津線（板倉区田井地内）
  • - 新潟県道30号新井柿崎線（板倉区針地内 - 針交差点）
  • - 新潟県道184号三和新井線（板倉区曽根田地内・曽根田交差点）

飯山市


  • - 長野県道116号上境温井線（一山地内）
  • - 長野県道409号曽根藤ノ木線（常郷地内）
  • - 長野県道408号箕作飯山線（照里地内）
  • - 長野県道411号飯山新井線・長野県道417号信濃平停車場線（常盤地内・下水沢交差点）
  • - 長野県道419号関沢小沼線（常盤地内）
  • - 国道117号 小沼湯滝バイパス（黄金石入口交差点）

沿線の施設など



参考文献


  • - 中村淳一編『日本の絶景ロード100』枻出版社、2018年4月20日。ISBN 978-4-7779-5088-1。

関連項目



外部リンク


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