新船橋駅

新船橋駅：変貌を遂げた駅の歴史と現在

新船橋駅は、千葉県船橋市山手一丁目に位置する東武アーバンパークラインの駅です。駅番号はTD 34で、地域住民の足として重要な役割を果たしています。

歴史

新船橋駅は1956年9月15日に開設されました。当初は地上駅でしたが、その後の複線化や高架化工事を経て、現在の姿へと変化を遂げてきました。

1956年9月15日：駅が開業。
1964年3月12日：塚田駅 - 新船橋駅間が複線化。
1980年12月17日：塚田駅 - 船橋駅間が高架化。
1982年10月26日：新船橋駅 - 船橋駅間が複線化。
2007年3月18日：PASMO・Suicaの利用が開始。

駅構造

現在の新船橋駅は、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。駅舎と改札は地上部に1ヶ所設けられており、ホームとコンコース間は階段で連絡しています。改札内コンコースにはトイレも設置されています。

駅へのアクセスは、東側からは東口、南側からは西口が利用できます。もともとは地上駅でしたが、1980年の高架化により踏切が解消され、駅の利便性が向上しました。

2009年11月から自由通路新設と駅舎改修工事が始まり、2010年3月下旬に主要工事が完了しました。2014年度には駅のリニューアル工事も実施され、駅はより快適な空間へと生まれ変わりました。

のりば

新船橋駅のホームは以下の通りです。

1番線：上り 塚田・柏・大宮方面
2番線：下り 船橋方面

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は13,355人です。2011年度までは5,000人未満でしたが、2012年度の駅前再開発により大幅に増加しました。これにより、以前は乗降人員が少なかった当駅は、北大宮駅、藤の牛島駅、七光台駅、愛宕駅を上回るようになりました。

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通りです。

(具体的な数値は省略します)

駅周辺

以前は旭硝子や日本建鐵などの大規模工場が立地していましたが、これらの工場が閉鎖・縮小された跡地には大型商業施設、病院、物流センター、共同住宅、公共施設などが建設されました。

2010年4月には自由通路が完成し、西口が新設されました。これにより、駅南方の市道へのアクセスが向上しました。東口側の市道変更に伴い、2014年7月に新たな歩道が整備されるまでは、西口を経由してイオンモール船橋内の通路を通る必要がありました。

また、駅から徒歩約10分の場所には、東葉高速鉄道の東海神駅があります。

改札外

東口

駅前には、大規模なマンション群「プラウド船橋」が広がっており、その先には千葉県道288号夏見小室線が通っています。かつて存在した旭硝子船橋工場跡地は再開発され、「ふなばし森のシティ」として生まれ変わりました。2013年3月から2014年7月にかけてマンションの入居が開始され、戸建て区画も整備されました。また、2013年4月にはイオンタウン新船橋が、同年5月には船橋総合病院が移転開院しました。

西口

駅前には大型商業施設「イオンモール船橋」があり、その先には千葉県道9号船橋松戸線が走っています。日本建鐵跡地には、イオンモール船橋のほか、シャネルのコーポレートオペレーションズセンターも建設されました。この施設は研究所と物流センターの機能を有しており、澁澤倉庫が運営しています。

バス路線

新船橋駅には、以下のバス路線が乗り入れています。

平和交通：深夜急行バス千葉ニュータウン線（降車のみ）
船橋新京成バス：山手ループ線（旧建鉄循環線）、「新船橋駅」停留所、深夜急行線（降車のみ）

以前は「建鉄循環線」が新船橋駅前を通っていましたが、2012年4月のルート変更により経由しなくなりました。2022年3月19日には、「建鉄循環線」が「山手ループ線」に名称変更され、日本建鉄前停留所は新船橋駅停留所に改名されました。

隣の駅

東武アーバンパークライン

急行：通過
* 普通：塚田駅 - 新船橋駅 - 船橋駅

まとめ

新船橋駅は、かつての工場地帯から商業施設や住宅地へと変貌を遂げた地域の中核となる駅です。駅の歴史や構造、周辺の状況を知ることで、この地域の変遷をより深く理解することができます。駅の利用状況も、再開発とともに大きく変化しており、今後も地域住民の生活を支える重要な拠点として発展していくことでしょう。

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