新荒町

新荒町 (しんあらまち)

新荒町は、青森県八戸市に位置する地名です。八戸市の中央部に位置し、歴史的な背景と都市機能が混ざり合った地域として知られています。

地理

新荒町は八戸市の中央部に位置し、以下の地域と隣接しています。

北: 糠塚字下屋敷、稲荷町
東: 荒町
南: 上徒士町、上組町
西: 根城一丁目

地区の面積は16,556平方メートルです。八戸市中心市街地の区域、長者地域に属しています。

地名の由来

新荒町の地名は、南部八戸の城下町における「荒町の新しい町」であったことに由来するとされています。この地域は町人町として発展しました。文久時代(1861年-1864年)の城下絵図では、現在の新荒町は惣門丁と呼ばれていました。新荒町交差点には八戸城下の外郭にある正門、惣門（総門）が設けられ、門を守衛する足軽町としての役割を担っていました。1707年（宝永4年）12月の記録には、沢里惣門という名称で記されています。

歴史

1872年（明治5年）：町村役人廃止に伴い、大区小区制による地方行政制度に移行。新荒町は九大区二小区の42村の一つに含まれました。
1889年（明治22年）4月1日：町村制が施行され、三戸郡八戸町に属しました。
1929年（昭和4年）：市制が施行され、八戸市に属するようになりました。

新荒町は、八戸の歴史と深く関わる地名であり、その変遷は八戸の都市構造や社会の変化を反映しています。足軽町から町人町へ、そして現代の八戸市の一部として、新荒町は独自の歴史を刻み続けています。

関連項目

八戸町
* 八戸市中心市街地

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