新貝文規

新貝 文規

新貝 文規（しんかい ふみのり）は、1977年10月14日に宮城県で生まれた日本の俳優です。身長170cm、体重61kg、血液型A型という身体的プロフィールを持ち、舞台から映像作品まで、幅広い分野で活動を展開しています。

俳優としてのキャリアは舞台から始まりました。資料によると、デビュー作は「白雪姫」でのヤギ役とされており、その他にも「アルプスの少女ハイジ」でペーター役を演じるなど、童話劇で経験を積みました。また、「椿姫」「トスカ」といったオペラ作品や、「眠りの森の姫」といった作品にも出演し、様々なジャンルの舞台に立っています。

舞台で培った経験を活かし、活動の場を映像作品へと広げました。映画においては、2002年の青春映画「青い春」を皮切りに、多くの作品に参加しています。骨太な社会派サスペンス「亡国のイージス」（2005年）やアクション映画「殴者 NAGURIMONO」（2005年）、企業ドラマ「不撓不屈」（2006年）などに出演。特に、鬼才・園子温監督による異色の群像劇「愛のむきだし」（2009年）ではその存在感を示しました。他にも、短編映画「いないない、ばあ」（2013年）や「恋愛白書」など、ジャンルや規模を問わず精力的に映画に出演しています。

テレビドラマは、新貝文規の活動の核となる分野であり、数多くの作品に出演しています。その出演作品は多岐にわたり、刑事ドラマ、特撮、ホームドラマ、時代劇など、様々なジャンルで多様な役柄を演じています。

特に注目されるのが、人気シリーズ「警視庁捜査一課9係」およびその続編「特捜9」における監察医務院助手・広岡巧役での準レギュラー出演です。長期にわたりシリーズに登場し、物語に厚みを加える存在として貢献しました。また、国民的特撮シリーズである「仮面ライダー」シリーズにも複数回出演しており、「仮面ライダー電王」（第35話で司会役）、「仮面ライダーキバ」、「仮面ライダーW」（占い師役）と、作品ごとに異なるキャラクターを演じ分けています。

その他にも、歴史上の人物を描いたドラマ「安倍晋三物語」、SFドラマ「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜」、語学学習番組内のドラマ「エリンが挑戦! にほんごできます。」（コンビニ店員役）、ミステリードラマ「O-PARTS〜オーパーツ〜」（SAT隊員役）、「お天気お姉さん」、「おひとりさま」（教師役）、「俺の空」（警察官役）、「黒服物語」（林役）、「検事・朝日奈耀子4」、「ゴンゾウ 伝説の刑事」、「さくら心中」（居酒屋の客役）、「市長はムコ殿」、「信濃のコロンボ事件ファイル4」、「所轄刑事」、「釣り刑事2」（AD役）、「特命!刑事どん亀」、「都市伝説の女 Part1」（社員役）、「はぐれ刑事純情派ファイナル」、「パパドル!」（取材記者役）、「秘密諜報員 エリカ」（川上役）、「FACE MAKER」（テレビ司会者役）、「まっすぐな男」など、枚挙にいとまがありません。

近年の活動も活発であり、2019年には「グッドワイフ」に遠藤英明役で出演。人気シリーズ「家政夫のミタゾノ」には第5シリーズ最終話および第6シリーズ第3話に警官役で出演しています。2023年には「ラストマン-全盲の捜査官-」第3話に小長光役、湊かなえ原作の「落日」第1話・第2話に出演。2024年には「アンメット ある脳外科医の日記」第6話に文野役、「嗤う淑女」第5話に鈴木刑事役で出演するなど、現在も精力的に俳優活動を続けています。

テレビドラマ以外にも、バラエティ番組「タイムスクープハンター」や「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」に出演経験があります。また、CMでは「goo」に起用され、VP（ビデオパッケージ）では「JR東海・新幹線乗務」に出演するなど、俳優として様々なメディアで活躍しています。

新貝文規は、舞台で演技の基礎を築き、その後映像分野へと主軸を移しました。特にテレビドラマにおいては、ゲスト出演からシリーズの準レギュラーまで、数多くの作品で様々な職業や立場の人物を演じ分け、その確かな演技力と存在感で、日本の映像業界を支える重要なバイプレイヤーとして活躍しています。

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