日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権

日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権

日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権は、一般社団法人日本高等学校・中学校ゴルフ連盟と韓国中学・高校ゴルフ連盟が共催する、日本と韓国の中高生ゴルファーによるアマチュア団体対抗戦です。2002年から開催され、両国のジュニアゴルフの発展に寄与しています。

歴史

この大会は、もともと「全国高校ゴルフ選手権春季大会・中学生大会」という名称で21回開催されていました。しかし、大会の存続が危ぶまれた時期に、2002年の日韓国民交流年を記念し、「日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」として再スタートを切りました。コトブキゴルフがスポンサーとなり、日本高等学校ゴルフ連盟と韓国中学・高校ゴルフ連盟が共催、外務省やスポーツ庁などが後援することで、大会は存続されることになりました。

その後、2010年からは国際スポーツ振興協会（ISPS）がスポンサーとなり、「HANDA CUP 日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」と名称を変更。2015年からは「ISPS HANDA 日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」として開催されました。2016年には、初めて日本国外となる韓国の群山市にあるグンサンゴルフ&カントリークラブで開催。2018年も同地で開催されました。2018年には国際スポーツ振興協会がスポンサーから撤退し、大会名称は「日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」に戻りました。2021年には奈良県KOMAカントリークラブでの開催が予定され、競技名称は「コマカップ日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」となっています。

競技形式

大会には、高校男子・女子が日本と韓国からそれぞれ4名ずつ、中学男子・女子がそれぞれ2名ずつ、合計24名が参加します。競技は団体戦形式で行われ、1日目はフォーボール・マッチプレー、2日目はフォーサム・マッチプレー、最終日はシングル・マッチプレーで競い、トータルで男女別に24ポイントを争います。2002年の第1回から2009年の第8回までは、団体戦に加えて個人戦も行われ、表彰されていました。また、大会開催に合わせて、日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権大会支援チャリティーコンペが開催されることもあります。

大会に関する出来事

第10回大会は、2011年4月に那須野ヶ原カントリークラブで開催予定でしたが、韓国での口蹄疫感染拡大を受け、開催地である大田原市が中止要請を出しました。当初、主催者の日本高校ゴルフ連盟は開催する方向で動いていましたが、最終的には東日本大震災の影響もあり、開催中止となりました。

主な出場選手

この大会からは、数多くのプロゴルファーが輩出されています。

日本男子:

諸藤将次
中西雅樹
池田勇太
石川遼
松岡勇作
薗田峻輔

日本女子:

佐伯三貴
宮里藍
横峯さくら
有村智恵
服部真夕
金田久美子
若林舞衣子
上田桃子
原江里菜
宮里美香
森田理香子
藤本麻子
酒井美紀

韓国女子:

宋ボベ
申智愛

エピソード

全国高等学校ゴルフ連盟事務局の松沢史郎氏によると、ある大会で石川遼選手が、日本オープン並みの難コースでただ一人60台のスコアを出したというエピソードがあります。

関連項目

ゴルフ日韓対抗戦（男子プロの日韓対抗戦）
* 日韓女子プロゴルフ対抗戦（女子プロの日韓対抗戦）

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