明朝皇伝 〜大王への道〜

『明朝皇伝 〜大王への道〜』（原題：回到明朝当王爷之杨凌传）は、2018年に中国で制作されたテレビドラマで、総製作費30億円をかけた大作です。全40話で構成され、明朝時代を舞台にした歴史ドラマでありながら、フィクション要素を多く含んだ物語が展開されます。

概要

このドラマは、明の正徳帝の時代を舞台に、架空の人物である楊凌を主人公として描かれています。楊凌は、歴史上の人物ではありませんが、正徳帝を支える重要な役割を担う人物として描かれ、彼の活躍を通して当時の社会情勢や人間模様が描かれています。

あらすじ

物語は、明の弘治帝の治世下、民が安らかに暮らしている時代から始まります。しかし、平和な日々の中、タタール軍が国境付近の鶏鳴駅に忍び寄るという不穏な動きが見られます。一方、秀才として知られる楊凌は、結婚式当日に予期せぬ事態に見舞われ、命を落とすことになります。しかし、彼の妻は結婚式を中止することなく、結果として、この出来事が楊凌の波乱万丈な人生の幕開けとなります。予測不能な出来事が次々と起こり、楊凌は様々な困難に立ち向かいながら成長していく姿が描かれます。

主要な登場人物

楊凌: 主人公。秀才でありながら、予期せぬ出来事に巻き込まれ、波乱の人生を送ることになる。
正徳帝: 明の皇帝。楊凌の活躍を支える人物。

楊凌の身近な人物

(名前不明)：楊凌の妻。結婚式当日、夫を失うも結婚式を続行する。

明の皇族

(具体的な人物はドラマ内に登場)

明の朝臣と宦官

張鶴齢: 張氏の兄。
王岳: 明の司礼監首領太監。
劉瑾: 正徳帝の側近で、八虎の一人。
李東陽: 明の大臣。
王瓊: 明の大臣。
謝遷: 明の大臣。
劉健: 明の大臣。
楊廷和: 明の大臣。
王華: 明の礼部侍郎。
王陽明（王守仁）: 王華の息子で民部主事。タタールの襲撃から大同を守る。
馬永成: 明の宦官で八虎の一人。
張永: 明の宦官で八虎の一人。
谷大用: 明の宦官で八虎の一人。
畢春: 鶏鳴駅の都司。馬憐児を狙う。

その他

銀琦公主: 朶顔三衛の公主。
花当: 銀琦公主の父で朶顔三衛の領主。
伯顔: タタールの大汗。
満都海: タタールの皇后。

スタッフ

監督: 徐進良
脚本: 月関

主題歌

オープニングテーマ:「破繭」
作詞・作曲: 程詩迦
歌: 李琦
エンディングテーマ:「若只如初見」
作詞: 張贏
作曲: 程詩迦
歌: 金莎
挿入歌:「愛無界」
作詞: 張贏
作曲: 劉晨野、羅錕
歌: 劉惜君
挿入歌: 「夙願」
作詞: 勝嶼
作曲: 勝嶼
歌: 劉芮麟
挿入歌:「紅塵越」
作詞: 林喬
作曲: 林徳龍
歌: 李煒

その他

このドラマは、歴史を題材にしながらも、登場人物の心情や人間関係、そして政治的な駆け引きなどを通して、視聴者を魅了する作品です。中国の歴史ドラマファンはもちろん、初めて歴史ドラマに触れる人にも楽しめる内容となっています。

外部リンク

明朝皇伝 ～大王への道～ - allcinema
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