星ヶ峯

鹿児島市星ヶ峯の概要

星ヶ峯（ほしがみね）は、鹿児島県鹿児島市の西部にある町丁で、計画的に開発されたニュータウンです。 郵便番号は891-0102。2020年4月1日現在、人口は12,327人、世帯数は5,221世帯となっています。星ヶ峯一丁目から六丁目までがあり、一丁目から五丁目までは住居表示が実施されています。

地理

星ヶ峯は、鹿児島市の西部に位置し、永田川の中流域にある丘陵地帯にあります。このエリアは、鹿児島開発事業団が造成した「星ヶ峯ニュータウン」と、鹿児島県住宅開発公社が開発した「星ヶ峯みなみ台」で構成されています。北から東にかけて五ケ別府町、南に山田町、東に田上町と隣接しています。地域の中央部には、鹿児島市立星峯中学校と星峯西小学校があり、南部には星峯東小学校があります。また、2009年には隣接する田上町に広木駅が開業し、鹿児島中央駅などの市街地へのアクセスが向上しました。

歴史

星ヶ峯の開発

星ヶ峯ニュータウンは、1973年（昭和48年）から1992年（平成4年）にかけて、鹿児島開発事業団によって造成されました。この地域は、もともと大川内、井手ヶ宇都、塔之原、蕨野といった集落に囲まれた丘陵地帯でした。1973年に用地買収が始まり、1976年12月に建設が開始されました。当初は234万平方メートルの計画でしたが、社会経済情勢の変化により1983年に189万平方メートルに縮小されました。1981年に星峯西小学校、1982年に星峯中学校、1988年には星峯東小学校が開校し、教育施設も充実しました。1987年には、桜島の噴火で被災した有村町の住民が、集団移転して星ヶ峯ニュータウンに移り住んでいます。1991年に工事が完了し、一般分譲が終了しました。

町丁の設置以降

1989年2月13日に、「星ヶ峯団地地区」として住居表示が実施され、田上町、五ケ別府町、山田町の一部が再編され、星ヶ峯一丁目から五丁目が設置されました。1993年3月1日には、「星ヶ峯ニュータウン」地区で住居表示が実施され、山田町と田上町の一部が星ヶ峯一丁目に編入されました。2004年4月1日には、星ヶ峯みなみ台を含む五ケ別府町の一部が編入され、星ヶ峯六丁目が設置されました。

人口

国勢調査によると、1995年以降、星ヶ峯の人口は以下のように推移しています。

（具体的な人口推移は省略、原文参照）

施設

公共施設

鹿児島県警察鹿児島南警察署星ヶ峯交番
星ヶ峯福祉館
鹿児島市知的障害者福祉センター
星ヶ峯中央公園

教育施設

鹿児島市立星峯中学校
鹿児島市立星峯西小学校
鹿児島市立星峯東小学校
星ヶ峯幼稚園
錦城幼稚園

郵便局

鹿児島星ヶ峯郵便局

その他

鹿児島交通鹿児島西営業所

文化財

蕨野の田の神

星ヶ峯の宅地造成以前に蕨野集落にあった田の神で、約220年前（1999年時点）に庚申供養のために建てられました。1982年に鹿児島市の有形民俗文化財に指定され、後に星ヶ峯ニュータウン第三公園内に移設されました。

小・中学校の学区

星ヶ峯の各丁目ごとに指定された小・中学校の学区があります。

（具体的な学区は省略、原文参照）

交通

道路

最寄りの高速道路は、指宿スカイライン山田ICです。

鉄道

最寄りの駅は、鹿児島本線の広木駅（田上町）です。

参考文献

南日本新聞『鹿児島市史Ⅳ』
南日本新聞『鹿児島市史Ⅴ』
南日本新聞開発センター『鹿児島開発事業団史 二十八年のあゆみ』
江口淳司、藤本祐希、濵田朋美「373ワイド 星ヶ峯新聞」『南日本新聞』2012年4月10日

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