昭和島駅

昭和島駅：東京モノレールの拠点駅

昭和島駅は、東京都大田区昭和島二丁目に位置する東京モノレール羽田空港線の駅です。駅番号はMO 05。東京モノレール車両基地に隣接しており、その歴史は車両基地の職員通勤の利便性向上から始まりました。当初は一部の列車しか停車しませんでしたが、1985年2月、乗務区などの業務部門が浜松町から昭和島車両基地へ集約されたことを機に、工場従業員などの利便性向上も目的として正式に開業しました。

開業から現在まで：進化する昭和島駅

1985年2月7日、無人駅として開業した昭和島駅は、その後、利用者の増加に伴い大きな変化を遂げてきました。1992年6月19日には全普通列車が停車するようになり、2000年9月28日には業務委託駅となり終日有人駅となりました。SuicaなどのICカードが利用できるようになったのは2002年4月21日から。

2007年3月には、駅設備の大幅な改良が行われました。待避線の使用開始、ホーム全面への上屋設置、地下通路への待合室設置など、利用者の利便性を高めるための整備が実施されました。同年3月18日にはダイヤ改正に伴い、当駅での通過追い越しも開始。空港快速と区間快速の運行開始を支える重要な駅となりました。

駅構造とバリアフリー

昭和島駅は、島式ホーム2面4線を有する地上駅です。開業当初は相対式ホーム2面2線でしたが、待避線の設置に伴い現在の構造となりました。この待避線は主に空港快速が普通列車を追い抜く際に使用されます。

改札口は西口と東口の2ヶ所あり、西口は海岸通りに面しています。両口に自動券売機と自動改札機が設置されていますが、バリアフリー対応は現状では不十分です。窓口は設置されておらず、駅員は西口側の係員詰所に常駐していますが、時間帯によっては無人となる場合もあります（東口は常時無人）。

駅スタンプは窓口がないため、地下待合室に設置されています。トイレは西口改札外の男女共用水洗式です。ホームと改札口の間には待合室と精算機が設置されています。夜間は浜松町駅から昭和島駅を始発・終着とする列車が数本運行されています。

利用状況と周辺環境

2023年度の1日平均乗降人員は5,841人です。周辺は企業が多く、通勤時間帯は賑わいますが、それ以外の時間帯は比較的静かです。大森東避難橋を渡ると大森東の住宅街が広がっています。

駅周辺には、昭和島ジャンクション（首都高速1号羽田線）、東京都下水道局森ヶ崎水再生センター、東京空港交通羽田運行事業所などがあります。

アクセス

バス路線としては、京浜急行バスが運行しており、大森駅や平和島駅方面への路線が利用可能です。運行本数は時間帯によって異なります。

隣の駅

東京モノレール羽田空港線

* 普通：流通センター駅 - 昭和島駅 - 整備場駅

空港快速と区間快速は当駅を通過します。

昭和島駅は、東京モノレールの重要な拠点駅として、これからも地域社会の交通を支えていくでしょう。

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