曹峻

曹峻（そう しゅん）

曹峻（生年不詳 - 甘露4年（259年））は、中国後漢末期から三国時代の魏に生きた皇族である。字は子安。
父は、後漢を掌握し、魏の基礎を築いた曹操。母は秦夫人。同母の兄弟に曹玹がいる。

生涯

建安21年（216年）に郿侯に封じられたのが、記録に残る最初の事績である。翌建安22年（217年）には、襄邑侯に転封された。

曹操の死後、子の曹丕（文帝）が魏を建国すると、曹峻の地位も向上した。黄初2年（221年）には襄邑公へと爵位が昇進。さらに黄初3年（222年）には陳留王に封じられた。黄初5年（224年）には襄邑県王となっている。

太和6年（232年）には、再び陳留王に封じられている。この背景には、当時の政治情勢や曹峻の立場が影響していたと考えられるが、詳しい理由は記録には残っていない。

甘露4年（259年）に死去。その功績を称えられ、陳留恭王と諡された。跡は子の曹澳が継いだ。

三国志演義

歴史書物には記録が残るものの、一般に広く知られる小説『三国志演義』には、曹峻は登場しない。

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