最愛 (アルバム)

アルバム『最愛』について

『最愛』（さいあい）は、柏原芳恵が1984年10月25日に発表したオリジナル・アルバムです。この作品には「誰にも言わないけど一番好きだったのは… 芳恵十九歳のモニュメント」というキャッチコピーが添えられており、彼女の若かりし日々の思いが込められています。

制作背景

本アルバムは、A面に中島みゆきの楽曲を収録し、B面には歌謡曲やニューミュージックのカバー曲が配置されています。ただし、全体的に見てカバー曲が多いものの、あくまでオリジナル・アルバムとして位置づけられています。この作品は、シンガーソングライター中島みゆきとの関わりも深く、彼女の影響が色濃く反映されています。

再発売情報

『最愛』のリリースから約3週間後、11月10日にはCDが発売されました。その後、長い間再発売は行われていませんでしたが、2018年9月26日にボーナストラックが4曲追加された『最愛+4』がユニバーサルミュージックよりSHM-CDとして発売されました。この再販により、ファンは新たな音楽体験を得ることができました。

収録曲

LP版の収録曲

SIDE A
1. 最愛
- 作詞・作曲: 中島みゆき、編曲: 倉田信雄
- 先行シングルとして知られる楽曲です。

2. アザミ嬢のララバイ
- 作詞・作曲: 中島みゆき、編曲: 小野崎孝輔
- 中島のデビューシングル曲が原曲です。

3. やさしい女
- 作詞・作曲: 中島みゆき、編曲: 飛沢宏元
- 先行シングル「最愛」のB面に収録される楽曲です。

4. カム・フラージュ
- 作詞・作曲: 中島みゆき、編曲: 萩田光雄
- 16枚目のシングルのA面曲です。

5. 雪
- 作詞・作曲: 中島みゆき、編曲: 萩田光雄
- 「カム・フラージュ」のB面に位置する楽曲です。

SIDE B
6. たわむれの恋のままに
- 作詞: 豊広純子、作曲: 白石公彦、編曲: 梅垣達志
- 1982年、豊広純子が世界歌謡祭で披露した楽曲です。

7. オー・マイ・ラブ
- 作詞・作曲: 田熊早苗、編曲: 梅垣達志
- 高木麻早の1973年のアルバムからの楽曲です。

8. ラスト・ステーション
- 作詞・作曲: 筒井法子、編曲: 梅垣達志
- アルバム内で唯一の新曲として収められています。

9. 片想い
- 作詞: 安井かずみ、作曲: 川口真、編曲: 小野崎孝輔
- 槇みちるのシングル曲が原曲です。

10. 六月の花嫁
- 作詞・作曲: 谷山浩子、編曲: 小野崎孝輔
- 香港の歌手による楽曲が起源です。

CD版

CD版には、アルバムの各曲が収録され、さらに2018年の再発売ではボーナストラックが加わりました。

1. ロンリー・カナリア
- 中島みゆきのシングルのA面曲です。

2. 乳白色のプリズム
- 「ロンリー・カナリア」のB面曲です。

3. 木旺日の秋
- ベストアルバム『モニュメント』に収録されている楽曲。

4. いったりきたりセレナーデ
- 同じく『モニュメント』収録の楽曲です。

まとめ

『最愛』は、柏原芳恵の代表的なアルバムの一つであり、彼女の音楽キャリアの中での重要な作品です。多くの心に残る楽曲が集められたこのアルバムは、聴く人の心にも強い印象を与え続けており、これからも多くのファンに愛されることでしょう。

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