月見山出入口は、
兵庫県神戸市須磨区に位置する
阪神高速3号神戸線のハーフ
インターチェンジです。大阪方面へのアクセスのみを担っており、神戸方面への流出入はできません。この特徴的な構造は、周辺
道路網との連携や歴史的な経緯に深く関わっています。
料金体系と歴史
開通当初、月見山出入口には料金所がありませんでした。利用者は、大阪方面へ向かう本線上に設置されていた若宮
本線料金所で料金を支払うシステムでした。しかし、
1983年2月20日、
第二神明道路須磨料金所における阪神高速料金の合併収受が開始されたことを機に、状況が一変します。若宮
本線料金所は廃止され、月見山出入口に料金所が新設されたのです。この変更により、利用者の利便性が向上し、料金徴収の効率化も図られました。現在、月見山料金所には2ブースが設置され、その内1ブースは
ETC専用、もう1ブースは
ETCと一般車両に対応しています。
他の路線との接続と乗継券
2003年8月26日、阪神高速31号神戸山手線神戸長田出入口 - 白川JCT間が開通するまでは、月見山出入口と阪神高速7号北神戸線布施畑西出入口の間に乗継ルートが設定されていました。この乗継ルートを利用する際には、月見山出入口で無人機械式発券機により乗継券が発行されていました。このシステムは、複数の路線をスムーズに乗り継ぐための重要な役割を果たしていましたが、神戸山手線の開通により、この乗継ルートは廃止されました。
周辺環境とアクセス
月見山出入口の周辺には、多くの観光スポットや公共施設があります。特に、
須磨離宮公園は、豊かな自然と歴史的建造物を満喫できる人気の観光地です。また、JR山陽本線
月見山駅も近く、鉄道を利用したアクセスも容易です。さらに、歴史ある須磨寺も近隣に位置しており、観光客にとって非常に便利な立地と言えるでしょう。
路線: 阪神高速3号神戸線 (3-24, 3-25)
料金所: 月見山料金所
*
隣接[インターチェンジ]]:
若宮出入口] - 月見山出入口 (3-24, 3-25) - 須磨IC (1) ([[第二神明道路)
まとめ
月見山出入口は、歴史と変化を刻んできたハーフ
インターチェンジです。料金徴収システムの変遷や、他の路線との接続状況の変化をたどることで、阪神高速
道路網の発展の歴史の一端を垣間見ることができます。周辺の観光資源と交通アクセス性の良さも相まって、
神戸市須磨区の重要な交通拠点として機能しています。今後ますますその役割は重要性を増していくでしょう。