有馬裕

有馬裕（ありま ゆたか）

プロフィール

有馬裕氏は、昭和42年9月7日生まれの日本の外交官です。東京大学法学部第二類を卒業（平成3年3月）後、外務省に入省しました。その後、ハーバード・ロー・スクールで修士課程を修了（平成5年）し、ニューヨーク州弁護士としても登録（平成7年）しています。これらの経歴からも、有馬氏が国際的な視野と法的な専門知識を併せ持っていることが伺えます。

キャリア

有馬氏は、外務省入省後、様々な部署で要職を歴任しています。

平成14年9月: 経済協力局無償資金協力課首席事務官に就任。この時期には、日本の経済協力を通じた国際貢献に携わりました。
平成17年1月: 大臣官房課長補佐兼内閣事務官として、内閣官房内閣総務官室総理大臣官邸事務所に勤務。内閣の中枢で政策立案に関わりました。
平成19年1月: 外務省北米局日米安全保障条約課首席事務官に就任。日米間の安全保障に関する重要な交渉や調整に携わりました。
平成20年8月: 国際連合日本政府代表部参事官として、ニューヨークの国連本部で外交活動を行いました。
平成23年8月: 国際協力局国別開発協力第二課長（アフガニスタン支援室長）に就任。アフガニスタンの復興支援に尽力しました。
平成24年8月: アジア大洋州局中国・モンゴル第二課長として、中国とモンゴルとの外交関係を担当しました。
平成25年11月: 総合外交政策局国連政策課長に就任。国際連合における日本の外交政策を推進しました。
平成27年10月: アジア大洋州局中国・モンゴル第一課長として、中国との外交関係をさらに深化させました。
平成28年8月: 大臣官房人事課長として、外務省の人事管理を担いました。
令和元年9月: 大臣官房参事官兼北米局に就任。北米地域との外交関係を担当しました。
令和3年8月: 大臣官房参事官兼総合外交政策局サイバー政策担当大使に就任。サイバーセキュリティに関する外交政策を推進しました。
令和3年12月: 大臣官房審議官兼総合外交政策局サイバー政策担当大使に昇進し、サイバー外交政策における責任者として活動しました。
令和4年9月: アジア大洋州局南部アジア部長に就任。南アジア地域における外交政策を統括しました。
令和5年8月: 北米局長に就任。現在、日米関係をはじめとする北米地域との外交関係を統括しています。

これらの経歴からも、有馬氏が幅広い分野で豊富な経験と知識を有していることがわかります。

同期入省者

有馬氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような人々がいます。

石月英雄（24年国際協力局長）
内田浩行（22年ストラスブール総領事）
大鶴哲也（22年内閣総理大臣秘書官）
小川秀俊（23年コンゴ民主共和国大使）
北川克郎（24年欧州局長）
河邉賢裕（23年総合外交政策局長・22年北米局長・21年在米国大使館公使）
島田丈裕（24年在米国大使館公使・22年儀典長・21年大臣官房総括担当審議官兼公文書監理官）
髙橋良明（24年バンクーバー総領事）
橋場健（23年スポーツ庁審議官・21年リオデジャネイロ総領事）
松永健（23年トロント総領事）
御巫智洋（24年次席国連大使・22年国際法局長）
實生泰介（22年大臣官房審議官（アジア大洋州局、アジア大洋州局南部アジア部担当））
* 毛利忠敦（24年ウラジオストク総領事）

同期入省者たちも各方面で活躍しており、有馬氏を含めた彼らの今後の活躍が期待されます。

まとめ

有馬裕氏は、東京大学法学部を卒業後、外務省に入省し、ハーバード・ロー・スクールでの学びも経て、国際的な舞台で活躍を続けている外交官です。数々の要職を歴任し、現在は北米局長として、日本外交の重要な一翼を担っています。今後もその手腕を発揮し、国際社会における日本のプレゼンス向上に貢献することが期待されます。

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