朝日池

朝日池（あさひいけ）

朝日池は、新潟県上越市大潟区内雁子に位置する美しい農業用ため池です。2010年（平成22年）には、農林水産省の「ため池百選」にも選定されました。

概要

1646年（正保3年）に高田藩によって開墾された大潟地区の新田開発に伴い造られた朝日池は、現在も約276ヘクタールの水田を潤す重要な水源です。池には、日本三百名山の一つである米山（標高993m）の美しい山容が映り込み、ハスやカキツバタが彩りを添え、地域を代表する景観を形成しています。

池の周辺には、新潟県立大潟水と森公園が整備され、自然に親しむことができる空間が広がっています。また、湖畔の北部にはゴルフ場（米山水源カントリークラブ）があり、多様なレクリエーションを楽しむことができます。

自然

朝日池では、地域コミュニティの活動として、毎年外来魚の駆除を目的とした「大地引網漁」が行われています。また、豊作を祈願する伝統芸能も受け継がれており、地域文化の中心としての役割も担っています。

冬季には、数千羽ものハクガンが飛来し、全国的にも貴重な渡り鳥の越冬地となります。マガモ、コガモ、ヒシクイ、ハクチョウ、カルガモ、オシドリなど、多様な水鳥を観察できるスポットとしても知られています。

アクセス

道路

新潟県道30号新井柿崎線 内雁子
新潟県道78号大潟高柳線 大潟水と森公園

公共交通機関

信越本線 潟町駅下車

脚注

上越市のため池パンフ

関連項目

日本の重要湿地500
* ため池百選

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