木曽広域連合

木曽広域連合について

木曽広域連合は、長野県中信地方の木曽地域に位置する広域連合であり、木曽郡内の6町村（木曽町、上松町、南[[木曽町]]、木祖村、王滝村、大桑村）によって構成されています。

組織と業務

木曽広域連合は、定数22の木曽広域連合議会と、事務を執行する木曽広域連合事務局などの組織を有しています。主な業務内容は以下の通りです。

介護保険事業
ごみ処理施設（木曽クリーンセンター）の運営
ケーブルテレビ事業（木曽広域ケーブルテレビ）
消防業務（木曽広域消防本部）

これらの事業を通じて、地域住民の生活を総合的にサポートしています。

木曽広域消防本部

木曽広域消防本部は、木曽広域連合が運営する消防機関です。

所在地: 長野県木曽郡木曽町福島3737
管轄区域: 木曽郡6町村全域および塩尻市楢川地区

地域住民の安全を守るため、消防活動や救急活動を行っています。

木曽広域ケーブルテレビ（KCT）

木曽広域ケーブルテレビ（KCT）は、木曽広域連合が運営するケーブルテレビ局です。2006年3月に運営を開始し、以下のサービスエリアでケーブルテレビサービスを提供しています。

サービスエリア: 木曽郡全域（木曽町、上松町、南[[木曽町]]、木祖村、王滝村、大桑村）
所在地: 長野県木曽郡木曽町福島1320

設立の背景

木曽郡内は山間地域が多く、テレビの受信状況が悪い地域が多数存在していました。そのため、多くの地域でテレビ共同受信組合が組織されていました。しかし、過疎化や少子高齢化が進むにつれて、受信組合の維持が困難になってきました。また、地域による情報格差（民放の中継局が少ない、高速インターネット整備計画がないなど）や、地上デジタル放送へ移行するための設備投資が必要であるなどの課題がありました。これらの課題を解決するため、木曽広域連合が主体となり、木曽広域ケーブルテレビを設立しました。

ケーブルテレビ工事の推移

木曽広域ケーブルテレビの工事は、以下の順序で進められました。

2006年秋～: 木曽町の一部と日義地区、上松町
2007年春～: 大桑村、南[[木曽町]]
2007年春～: 木曽町三岳・開田地区、木祖村
2007年夏～: 王滝村
2007年12月～2008年1月頃: 木曽町福島・新開の一部（木曽福島ケーブルテレビエリアを含む）

これらの工事の完了をもって、木曽広域ケーブルテレビのサービスエリアが確立しました。また、各町村で自主放送も順次開始されました。

木曽福島ケーブルテレビとの関係

木曽広域ケーブルテレビの設立当初、木曽町の一部をサービスエリアとする木曽福島ケーブルテレビとの間で、資産や職員の引き継ぎに関して係争がありました。しかし、2007年10月には木曽福島ケーブルテレビの関係者も木曽広域ケーブルテレビの竣工式に出席したことから、両者の問題は解決したと見られています。また、同年12月からは木曽福島ケーブルテレビでも新ケーブルテレビ事業の案内放送を行うようになりました。

木曽町では、2007年8月から木曽福島ケーブルテレビの協力を得て、自主放送（きそまちちゃんねる）の試験放送を実施しました。当初は木曽福島ケーブルテレビで放送された番組を1～2週間遅れで放送していましたが、2008年9月22日からは同時放送を開始し、放送時間も木曽福島ケーブルテレビに合わせるようになりました。2009年頃には、木曽福島ケーブルテレビは木曽広域ケーブルテレビの運営に伴い廃業しました。

主な放送チャンネル

テレビ局: 2006年秋にSTB（セットトップボックス）を導入し、2007年9月1日より中京圏の民放4局と岐阜放送の再送信を開始しました。2011年2月9日より自主放送のデジタル放送の試験放送を開始し、同年7月1日に本放送を開始しました。なお、2011年7月24日にアナログ放送が終了し、地上デジタル放送に完全移行しました。
ラジオ局: 2008年5月頃にNHKラジオ第1放送、NHKラジオ第2放送、放送大学の再送信を開始しました。

その他の情報

木曽広域連合は、ケーブルテレビ事業の他に、消防業務や介護保険事業など、多岐にわたる事業を行っています。また、地域住民からの相談窓口として、救急安心センターの番号（#7119）を案内しています。

関連情報

ケーブルテレビ局の一覧
区域外再放送
119番
#7119番
長野県の広域連合
上田地域[[広域連合]]
上伊那[[広域連合]]
北アルプス[[広域連合]]
佐久[[広域連合]]
諏訪広域連合
長野広域連合
北信[[広域連合]]
松本広域連合
南信州[[広域連合]]
長野県地方税滞納整理機構
長野県後期高齢者医療広域連合

外部リンク

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