木竜皇博一

木竜皇 博一のプロフィールと経歴

木竜皇 博一（きりゅうこう ひろかず）は、2002年10月31日生まれ、千葉県柏市出身の現役大相撲力士です。本名は坂本 博一（さかもと ひろかず）で、立浪部屋に所属しています。身長177cm、体重135kgで、最高位は2024年9月場所の西十両12枚目に達しました。彼の父は元幕内力士の時津海で、相撲界では著名な存在です。また、弟の正真（四股名：春雷）も同じ立浪部屋に所属し、兄弟で力士として活動しています。

幼少期と相撲の始まり

博一は墨田区立両国小学校に入学し、1年生の頃から埼玉県の草加相撲練修会で相撲を学び始めました。彼は早くからその才能を発揮し、小学校2年と4年の際には白鵬杯で優勝、さらに5年生のときにはわんぱく相撲全国大会で2位という成績を収めました。小学校を卒業した後は寮生活を始めましたが、柏市立柏第二中学校では3年生で全国中学校相撲選手権大会および全国少年相撲選手権大会で団体優勝を果たしました。

彼はその後、青森県立三本木農業高等学校に進学し、相撲部の主将を務めながら、さらなる成長を遂げていきました。

入門と初土俵

高校卒業後、博一は父である時津海の指導を受ける時津風部屋に入門する予定でしたが、父が不祥事を起こしたため、彼は入門先を見直すことになりました。結果として、彼は2021年5月に立浪部屋に入門し、初土俵を踏みました。入門直前に左足甲を骨折するという不運にも見舞われながらも、前相撲には出場しました。2021年7月場所では序ノ口で6勝1敗の成績を収め、順調に昇進していきました。

その後、2022年5月に幕下に昇進し、2023年5月場所では幕下優勝を果たしました。2024年7月場所では西幕下筆頭の地位を賭けた場所で勝ち越し、新十両に昇進する決定を下しました。

勇気ある行動と人間性

博一はその力士としての活動以外でも注目されています。2024年1月、弟弟子の煌貴龍と共に入浴施設で心肺停止に陥っていた87歳の男性を発見し、救命処置を行いました。この行動に対し、東京消防庁から感謝状を贈られ、立浪部屋で表彰されることとなりました。その時、彼は「日本相撲協会の一員として自覚を持ち、みんなに愛される力士になりたいです」と述べています。

また、彼は幼少期に父の弟子であった元大関・正代を慕い、「正代兄ちゃん」と呼んでいたというエピソードもあります。新十両昇進の際には、彼は土俵上での恩返しを誓いました。

主な成績と将来の展望

2024年7月場所終了時点での通算成績は86勝47敗（20場所）。彼の主な成績には、2023年5月場所での幕下優勝が含まれます。木竜皇博一は、大将として日本相撲界でのさらなる活躍が期待される若手力士として、多くのファンから注目されています。今後の成長と成功が楽しみです。

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