李聖宰

李聖宰(イ・ソンジェ、이성재、り せいさい)は、1977年9月19日、ソウルで生まれた韓国の囲碁棋士です。韓国棋院に所属し、九段の段位を有しています。

プロとしてのキャリアは1992年に始まりました。1996年には早くも大王戦の挑戦者となり、当時の最強棋士であった李昌鎬に挑みますが、0-3で敗退。しかし、その才能はすぐに頭角を現し、同年にはLG杯世界棋王戦やロッテ杯中韓囲碁対抗戦に韓国代表として選出されるなど、国際舞台でも活躍を始めました。

1998年にはSKガス杯新鋭プロ十傑戦で優勝を果たし、その実力を証明しました。覇王戦では、1998年と2000年の二度にわたり、曺薫鉉に挑戦しましたが、いずれもタイトル獲得には至りませんでした。

2001年には兵役のため一時的に棋界を離れますが、2006年には八段に昇段し、再び第一線に復帰。2007年には王位戦でベスト4に進出するなどの活躍を見せ、2009年には九段へと昇段しました。2010年にはBCカード杯世界囲碁選手権にも出場しています。

また、韓国囲碁リーグでは、2007年から2008年にかけて出場。韓国囲碁棋士ランキングでは、2007年に26位にランクインしています。国際棋戦では、三星火災杯世界オープン戦で1997年、1998年と二度ベスト8に進出、東洋証券杯世界選手権戦、世界囲碁選手権富士通杯でもベスト8に進出するなど、国際舞台でもその実力を発揮しました。

李聖宰は、数々の棋戦で挑戦者となるなど、実力者として知られています。叔父は著名な囲碁棋士である趙治勲、従兄には同じく囲碁棋士の崔珪昞がいるという、囲碁一家の出身です。

主なタイトル歴

SKガス杯新鋭プロ十傑戦:1998年

その他の棋歴

国際棋戦
三星火災杯世界オープン戦:ベスト8(1997年、1998年)
東洋証券杯世界選手権戦:ベスト8(1998年)
世界囲碁選手権富士通杯:ベスト8(1999年)
ロッテ杯中韓囲碁対抗戦:1996年(1勝1敗)
国内棋戦
大王戦:挑戦者(1996年)
覇王戦:挑戦者(1998年、2000年)
韓国囲碁リーグ
2007年(大房ノーブルランド):2勝7敗
2008年(Kixx):1勝6敗

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