東上駅

東上駅について

東上駅（とうじょうえき）は、愛知県豊川市東上町東京寺に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。豊橋駅と辰野駅を結ぶ飯田線の中間駅の一つで、豊川市の北東部、旧一宮町域にあります。駅のすぐ先には豊川市と新城市の境界が通っています。

歴史

1898年（明治31年）に豊川鉄道によって開設された歴史ある駅です。豊川鉄道は、現在の飯田線南部にあたる区間を運営していた私鉄でした。同鉄道線が延伸した際に、東上駅も開業しました。

その後、1943年（昭和18年）に豊川鉄道線は国有化され、国鉄飯田線の一部となりました。1971年（昭和46年）には貨物営業が廃止され、旅客駅となっています。1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化に伴い、JR東海に継承されました。

年表

1898年（明治31年）4月25日：豊川鉄道の駅として開業。
1943年（昭和18年）8月1日：国有化され、国鉄飯田線の駅となる。
1963年（昭和38年）3月1日：貨物のうち、車扱貨物取扱廃止。
1971年（昭和46年）12月1日：小口扱貨物と荷物扱いを廃止、貨物営業を全廃。
1984年（昭和59年）2月24日：飯田線南部へのCTC導入に伴い、無人駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR東海が継承。
2025年（令和7年）春：ICカード「TOICA」の利用が可能となる予定。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、単線区間における列車交換が可能です。駅舎は1番線（上り線）ホーム側にあり、2つのホームは構内踏切で繋がっています。駅員は配置されておらず、無人駅として豊川駅の管理下にあります。

利用状況

2020年度の乗車人員は1日あたり119人でした。近年、利用者は安定しています。

停車列車

当駅には、豊橋方面（上り）と飯田方面（下り）の両方面へ、1時間あたり1～2本程度の列車が停車します。時間帯によっては3本の列車が運行されることもあります。普通列車と、上りのみの快速列車が停車します。特急「伊那路」は通過します。

駅周辺

駅の東側には境川が流れ、新城市との境界となっています。

東上郵便局
豊川市立東上保育園
国道151号
牛の滝
わくぐり神社（安産祈願で有名な神社）

バス路線

東上駅バス停
豊川市コミュニティバス 一宮地区地域路線「本宮線のんほい号」東回り
川田バス停（駅から約300m）
豊鉄バス新豊線
川田公民館前バス停（駅から約500m）
新城市Sバス西部線

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

飯田線

■快速（上りのみ運転）・■普通

江島駅 - 東上駅 - 野田城駅

その他

東上駅は、地域の交通を支える重要な駅であり、地域住民の生活に欠かせない存在です。今後、ICカードの導入により、さらに利便性が向上することが期待されます。

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