東京湾横断道路サービス

株式会社東京湾横断道路サービス

株式会社東京湾横断道路サービスは、千葉県木更津市に本社を構える企業で、東京湾アクアラインの関連業務に従事しています。かつては乗合バス事業にも取り組んでいましたが、現在は様々なサービスを通じて地域社会に貢献しています。

設立の経緯

この会社は、1997年に東京湾アクアラインが開通した際、フェリー航路が廃止されたことを受け、フェリー従業員の雇用を確保するために設立されました。当初は「株式会社東京ベイサービス」としてスタートしましたが、2021年に現在の社名に改称しました。

主な業務内容

現在、東京湾横断道路サービスは、木更津金田ターンパイク及び海ほたるパーキングエリアでの料金収受や清掃業務、さらには木更津駅前から海ほたるパーキングエリア間の従業員送迎バスの運行などを行っています。また、2024年5月31日をもって乗合バス事業も終了する予定です。コラボレーションを通じた運賃収入は、加盟会社間で分配され、自社での乗車券発行は行っておりません。

本社・営業所

本社は千葉県木更津市の畔戸に位置し、バス事業部は木更津フェリーターミナル跡地の富士見にあります。ここにはバス車庫も併設され、運行する車両が登録されています。料金徴収事業部は、海ほたるの近くに設けられています。

高速バスの運行

同社は川崎駅と木更津駅の間で東京湾アクアラインを利用した高速バスを運行しています。この路線では、川崎鶴見臨港バス、日東交通、小湊鉄道と共同運行を行っています。以前は川崎市交通局も協力していましたが、2004年に撤退しました。なお、他の便ではICカードの使用が可能ですが、同社の担当便では当初使用できませんでした。しかし、2023年よりVisaやJCB、アメリカン・エキスプレスのタッチ決済が導入され、全便で利用できるようになっています。

車両の運用

会社設立当初の1997年には1台で運行を始め、1998年にはさらに1台を増車しました。1999年には予備車両を導入し、2007年にはいすゞ・ガーラを追加するなど、現在までに合計で4台のバスが木更津営業所に配置されています。2013年と2014年には三菱ふそう・エアロエースを各1台ずつ新たに導入しました。

車両の詳細

• - 1997年・1998年に投入された車両:

- 三菱KC-MS829P（富士重工業製7HD車体）
- 車輌ナンバー: 袖ヶ浦22か691, 袖ヶ浦22か692

• - 1999年に投入された車両:

- 三菱KC-MS829P（純正車体、三菱エアロバス）
- 車輌ナンバー: 袖ヶ浦22か732

• - 2007年に投入された車両:

- いすゞ・ガーラ（J-BUS製、PKG-RU1ESAJ）
- 車輌ナンバー: 袖ヶ浦200か670

• - 2013年・2014年に投入された車両:

- 三菱ふそう・エアロエース（QRG-MS96VP）
- 車輌ナンバー: 袖ヶ浦200か1057, 袖ヶ浦200か1113

まとめ

株式会社東京湾横断道路サービスは、東京湾アクアラインを利用した多彩な交通サービスを提供し、地域の働く人々を支える重要な役割を果たしています。その運行体制や効率的な運営は、多くの利用者に愛され続けています。

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