東京逓信病院

東京逓信病院

東京逓信病院は、東京都千代田区に位置する総合病院です。1938年に逓信省の職員とその家族のための職域病院として開設されました。その後、一般にも開放され、地域医療を支える重要な役割を担っています。

概要

東京逓信病院は、開設当初は逓信省関係者のみが利用できる病院でしたが、1986年に保険[[医療機関]]の指定を受け、一般の患者も利用できるようになりました。郵政民営化に伴い、現在は日本郵政株式会社が運営する企業立病院となっています。2023年4月には、千代田区の不在者投票施設にも指定されています。

沿革

1933年：南弘逓信大臣が逓信省職域病院を提唱。
1934年：東京逓信病院後援会が設立。
1938年：東京逓信病院が開設。内科、小児科、外科など複数の診療科を設置。
1948年：東京逓信病院高等看護学院が開設。
1949年：郵政省の発足に伴い、開設者が郵政省に変更。
1972年：病院建て替えのため、仮病院を建設。
1982年：本病院（現在の診療棟）が竣工。
1986年：保険[[医療機関]]指定を受け、一般開放を実施。
1996年：救急告示医療機関に指定。
1999年：労災保険指定医療機関に指定。
2001年：郵政事業庁の発足に伴い、開設者が郵政事業庁に変更。川越逓信診療所を統合。
2003年：足柄逓信診療所、千葉逓信診療所を統合。日本郵政公社の発足に伴い、開設者が日本郵政公社に変更。
2004年：病院機能評価認定を取得。
2007年：郵政民営化により、日本郵政株式会社が開設者となる。
2010年：人間ドックセンターがリニューアル。
2012年：がん相談支援室（現・がん相談支援センター）を設置。
2013年：緩和ケア病棟を開設。IVRセンターを設置。
2016年：乳腺センターを設置。東京都前立腺がん診療連携協力病院の指定を取得。
2018年：東京都のがん診療連携協力病院（肺、胃、大腸、乳）および難病医療協力病院の認定を取得。東京ダウンセンターを設置。
2020年：地域包括ケア病棟を開設。

併設施設

病院には、診療棟と管理棟があり、両棟は地下1階で接続されています。管理棟には以下の施設があります。

日本郵政株式会社首都圏郵政健康管理センター：日本郵政グループの社員の健康管理を担当。
日本郵政株式会社健康管理事務センター：全国の健康管理施設の事務を集中して行う組織。
東京薬科大学千代田サテライトキャンパス：教育・研究施設。

旧跡・旧建物

病院の敷地は、江戸時代の福島藩上屋敷の跡地であり、明治時代には陸軍軍医学校が置かれていました。旧病院建物は、モダニズム建築として知られ、映画の舞台にもなりましたが、現在は建て替えられています。

標榜診療科

（詳細な診療科名は省略）

医療機関の指定等

（詳細な医療機関の指定は省略）

会計

クレジットカード、デビットカードが利用可能です。

院内施設

JPローソン 東京逓信病院店（コンビニエンスストア）：年中無休で営業。
カフェ・ド・クリエ 東京逓信病院店（カフェ）：病院正面玄関脇にあります。
レストラン・喫茶：食事や休憩に利用できます。
理美容室：医療向けウィッグも取り扱っています。
ゆうちょ銀行ATM：院内に設置されています。

かつては院内に郵便局の分室がありましたが、現在は廃止されています。

交通

JR総武線 飯田橋駅西口より徒歩5分
東京メトロ有楽町線・南北線 飯田橋駅B2a出口より徒歩6分
東京メトロ東西線・都営地下鉄大江戸線 飯田橋駅A4出口より徒歩9分
千代田区コミュニティバス「風ぐるま」：東京逓信病院バス停が病院前にあります。

出産した有名人

松田聖子

誕生した有名人

神田沙也加


東京逓信病院は、長い歴史の中で地域医療に貢献し、これからも患者中心の医療を提供し続けるでしょう。

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