東京都道・埼玉県道49号足立越谷線

東京都道・埼玉県道49号足立越谷線

東京都道・埼玉県道49号足立越谷線は、東京都足立区から埼玉県越谷市に至る、全長約13.5kmの主要地方道です。通称として「日光街道」、「旧4号線」、「足越線」などと呼ばれ、地域住民にとって重要な生活道路となっています。

概要

この道路は、1967年に国道4号草加バイパスが開通したことに伴い、1973年12月25日に旧道が都県道に降格されたことで誕生しました。起点である足立区西保木間交差点から終点の越谷市下間久里交差点まで、国道4号と東武伊勢崎線（東武スカイツリーライン）にほぼ並行して走っています。

1983年4月1日には、主要地方道の追加指定に伴い、埼玉県道3号足立越谷線として認定。その後、1994年4月1日に現在の東京都道・埼玉県道49号足立越谷線となりました。

沿線には、草加宿、越ヶ谷宿、草加松原など、日光街道の歴史を物語る史跡が数多く残っています。これらの歴史的遺産を巡る観光ルートとしても、この道は重要な役割を果たしています。

交通状況

草加市と越谷市の市街地中心部を通過するため、全線にわたって慢性的な交通渋滞が発生しています。特に、越谷市の越ヶ谷から大沢にかけての区間は、埼玉県東部エリアにおける主要な渋滞ポイントとして知られています。

また、草加市の谷古宇橋交差点は、2013年に埼玉県内で4番目に交通事故が多発した交差点でした。越谷市内でも、人身事故が多発していることから、越谷警察署が速度違反の取り締まりを強化しています。特に、午前6時から9時、10時から14時、16時から19時までの時間帯は重点的に取り締まりが行われており、規制速度は時速40kmに設定されています。

路線データ

総延長：13.536 km
東京都区間：0.286 km
埼玉県区間：13.250 km
実延長：13.536 km
東京都区間：0.286 km
埼玉県区間：13.250 km
起点：東京都足立区西保木間3丁目（西保木間交差点＝国道4号交点）
終点：埼玉県越谷市大字下間久里（下間久里交差点＝国道4号現道、新4号国道交点）
認定：1973年12月25日

通過する自治体

東京都
足立区
埼玉県
草加市
越谷市

交差する道路

交差する道路については、区道・市道との交差が多数存在します。

重複区間

* 埼玉県道52号越谷流山線：瓦曽根2丁目（南）交差点（埼玉県越谷市瓦曽根） - 瓦曽根交差点（埼玉県越谷市瓦曽根）

沿線施設

沿線には、商業施設や公共施設、住宅などが多く存在します。

かつての状況

かつては国道16号が野田橋を経由していましたが、後にバイパスである金野井大橋経由に変更されました。また、1970年代頃までは、国道4号線と越谷市内の終点近くの一部区間が重複していました。

まとめ

東京都道・埼玉県道49号足立越谷線は、歴史と生活が交差する重要な道路です。沿線には日光街道の史跡が残り、地域住民の生活を支える一方で、慢性的な渋滞という課題も抱えています。今後、より安全で快適な道路環境の整備が求められています。

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