東京都道413号赤坂杉並線

東京都道413号赤坂杉並線

東京都道413号赤坂杉並線は、東京都港区の山王下交差点を起点とし、杉並区の環八井の頭交差点を終点とする、全長11.773kmの特例都道です。

路線状況

交通量は少なくないものの、立体交差の整備が不十分なため、多くの交差点でボトルネック渋滞が発生しています。特に、山王下交差点、表参道交差点、神宮前交差点の3箇所は、沿道商店への納品車両による路上駐車の影響もあり、慢性的な渋滞が続いています。1997年に開通した乃木坂トンネルは、この路線の重要な構成要素です。和泉二丁目交差点以西は概ね4車線ですが、一般的な道路の1車線幅よりも狭いのが特徴です。

国会議事堂前から赤坂を経由し、代々木公園付近までは、東京地下鉄千代田線が地下を並走しています。また、和田堀給水所から西側の全区間は、7号杉並あきる野線の武蔵境浄水場からの上水道本管の敷地を利用しており、「水道道路」とも呼ばれています。

区間ごとの愛称・通称

赤坂通り：乃木坂陸橋交差点から山王下交差点（日枝神社下）まで。この区間は、みゆき通り、フロムファースト通りとも呼ばれています。明治神宮と皇居を結ぶ道として計画されたという歴史的背景や、1975年に竣工した商業ビル「フロムファースト」に由来します。
表参道：表参道交差点（青山通り）から明治神宮・原宿駅付近にかけての区間です。
井ノ頭通り：代々木公園交番前交差点から環八井の頭交差点（終点）までの区間です。

重複区間

東京都道14号新宿国立線が、杉並区内の西永福交差点から浜田山駅入口交差点まで、この路線と重複しています。

整備計画

大山交差点から大原二丁目交差点までの約1km区間は、片側2車線への拡幅事業が進められていますが、用地買収の難航により未完成です。都市計画では、大原二丁目交差点は井ノ頭通り側が立体交差になる予定です。

大原二丁目交差点から松原交差点までの約1km区間は、和田堀給水所を迂回する急カーブが多いため、京王線の高架化に合わせて道路新設が計画されています。

地理

通過する自治体：東京都（港区、渋谷区、世田谷区、杉並区）

区間と交差する道路：北から順に複数の都道や主要道路と交差しています。

周辺施設

この道路沿いには、多くの公共施設、商業施設、教育機関などが点在しています。

東から: TBS放送センター、赤坂サカス、赤坂駅、港区立赤坂小学校、港区立赤坂中学校、乃木坂駅、国立新美術館、青山霊園、根津美術館、港区立青南小学校、表参道駅、表参道ヒルズ、ラフォーレ原宿、明治神宮前駅、原宿駅、代々木公園、国立代々木競技場、渋谷区立富谷小学校、JASRAC、代々木上原駅、世田谷区立北沢中学校、代田橋駅、和田堀給水場、杉並区立和泉中学校、杉並区立和泉小学校、永福町駅、西永福駅、樺島病院、杉並南郵便局、サミット高井戸東店、コジマ高井戸東店などがあります。

脚注

（特になし）

関連項目

東京都の都道一覧
東京メトロ千代田線

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