東柏ケ谷の概要
東柏ケ谷(ひがしかしわがや)は、
神奈川県海老名市の北東端に位置する町名です。行政地名としては、東柏ケ谷一
丁目から六
丁目までが存在し、
住居表示が実施されています。この地域は、
海老名市の他の地域とは異なり、周辺を
座間市、
大和市、
綾瀬市に囲まれた、まるで飛地のような独特な形状をしています。
海老名市の形状を「エビのしっぽ」と例えるならば、まさにその先端部分にあたります。
地理的特徴
東柏ケ谷は、東西約600m、南北約670mの三角形に近い形状をしています。この地域は、西側で柏ケ谷、
綾瀬市寺尾北と接し、北側は
座間市さがみ野、
座間市東原、
座間市ひばりが丘、東側は
大和市上草柳、
大和市桜森、
綾瀬市蓼川、南側は
綾瀬市大上と隣接しています。
土地利用
町内は、住宅と工場が混在しており、多様な機能を持つ地域となっています。
地価
2023年
1月1日時点の
公示地価によると、東柏ケ谷4-6-10の地点で1平方メートルあたり18万3000円となっています。
歴史
江戸時代、この地域は相模野の草地として広がり、周辺の村々の秣場(まぐさば)として利用されていました。近世末期には柏ケ谷村の一部であり、その柏ケ谷村が1889年の町村制施行時に海老名村(後の
海老名市)の一部となったため、現在の
海老名市域の突出部として存在しています。なぜこの地域が柏ケ谷村に含まれるようになったのかは明確ではありませんが、郷土史家によれば、1757年に栗原村(現在の
座間市栗原)が柏ケ谷村から水を得る代わりに、土地を提供した際に、この地が譲渡された可能性があると指摘されています。
当地と栗原の境界をなす直線的な道路は、江戸時代の大山街道(
矢倉沢往還)であり、大塚本町交差点付近には「大塚宿」という町場が存在していました。この地域は、明治時代以降、海老名村(後に海老名町、
海老名市)の
大字柏ケ谷の一部として扱われてきました。
1926年には、神中鉄道(現在の
相模鉄道相鉄本線)が開通し、現在のさがみ野駅付近に「相模大塚駅」が開業しましたが、この駅は第二次世界大戦中に横浜方面に移転しました。戦後、
京浜工業地帯からの工場移転が進み、
人口が増加しました。1975年には、現在地に「さがみ野駅」が開業し、
1977年に
住居表示が実施され、単独の町「東柏ケ谷」として成立しました。
地名の由来
「東柏ケ谷」という地名は、柏ケ谷の東に位置することに由来します。
町名の変遷
1977年5月1日、
大字柏ケ谷の一部で
住居表示が実施され、東柏ケ谷一
丁目から六
丁目が成立しました。
2023年
1月1日現在の
海老名市の発表によると、
世帯数と
人口は以下の通りです。
世帯数:データなし
人口:データなし
国勢調査による
人口と
世帯数の推移は以下の通りです。
人口の推移:データなし
世帯数の推移:データなし
学区
市立小・中学校に通う場合の学区は、以下の通りです(2022年12月時点)。
小学校:海老名市立東柏ケ谷小学校
中学校:
海老名市立海西中学校
事業所
2021年の
経済センサス調査によると、事業所数と従業員数は以下の通りです。
事業所数:データなし
従業員数:データなし
事業者数と従業員数の変遷
経済センサスによる事業所数と従業員数の推移は以下の通りです。
事業者数の推移:データなし
従業員数の推移:データなし
交通
鉄道
相模鉄道本線:さがみ野駅
バス
相鉄バス
綾75系統:相模大塚駅北口行・南林間駅行
神奈川中央交通
長24系統:長後駅西口行・さがみ野駅行
さ02系統:さがみ野駅行・
綾瀬市役所経由吉岡工業団地行
さ03系統:さがみ野駅行・吉岡工業団地行
神奈川中央交通東
海08系統:海老名駅東口行・鶴間駅行
下02系統:相武台下駅行・さがみ野駅北口行
綾76系統:相武台前駅行・さがみ野駅北口行
道路
国道246号:
大和市との市境上の相模大塚交差点が旧道(
国道指定区間)の終点
主要地方道
神奈川県道40号横浜厚木線:東からさがみ野駅付近を経由して南へ
神奈川県道42号藤沢座間厚木線:柏ケ谷との境界
施設
厚木海軍飛行場(
海老名市域1,102m2)が2017年6月30日に米軍から
国へ返還
東柏ケ谷一丁目
東柏ケ谷近隣公園
東柏ケ谷二丁目
さがみ野駅(一部は三
丁目に位置)
海老名市立柏ケ谷保育園
JAさがみ柏ケ谷支店
東柏ケ谷三丁目
さがみ野相鉄ライフ
相鉄ローゼンさがみ野店
横浜銀行さがみ野支店
東柏ケ谷四丁目
ドリームシティさがみ野(分譲住宅地)
中村屋神奈川工場
東柏ケ谷五
丁目
ルアンジュさがみ野(高層マンション群)
マルエツさがみ野店
芝浦メカトロニクスさがみ野事業所
東柏ケ谷六
丁目
海老名市立東柏ケ谷小学校
さがみ野中央病院
その他
*
郵便番号:243-0401(集配局:綾瀬郵便局)