東海軒

株式会社東海軒：静岡の味を伝える老舗

株式会社東海軒は、静岡県静岡市に本社を置く、弁当の製造販売、飲食店経営、売店運営、バンケット（東海軒会館）の営業などを行う食品会社です。静岡駅を拠点とする駅弁調製業者として創業し、130年以上の歴史を誇ります。

歴史

1889年、東海道線静岡駅の開業に合わせて「加藤弁当店」として創業しました。創業当初からサンドイッチ弁当を販売していたという記録が残っています。1897年には、看板商品となる「鯛めし」の販売を開始しました。当時の名称は「上等御弁当鯛飯」でした。その後、1926年に合資会社東海軒、1934年に合名会社東海軒へと組織変更を経て、1961年には静岡駅構内での売店営業を開始しました。1966年には駅ホームで駅蕎麦店を、1968年には東海軒会館を開業するなど、事業を拡大してきました。1970年代には金谷駅、焼津駅、島田駅、藤枝駅などに構内食堂を開店し、1991年にはJR東海静岡支社の社員食堂を開設しました。2001年に株式会社化し、2014年には大井川鐵道の関連会社である南アルプス産業（通称：大鉄フード）の弁当製造・販売事業を譲り受け、現在に至ります。

主な商品

東海軒では、創業当時から続くロングセラー商品から、地元静岡の味を生かした商品まで、様々な弁当や料理を提供しています。

サンドイッチ
1889年発売の古参商品で、東海軒の歴史を物語る一品です。
元祖鯛めし／特製鯛めし
1897年発売のロングセラー商品です。醤油味の炊き込みご飯に白身魚のオボロを載せたタイプの鯛めしで、特製鯛めしにはおかずが追加されています。
幕の内[[弁当]]
東海軒の駅弁として「鯛めし」が有名ですが、売り上げのトップはこの幕の内[[弁当]]だそうです。様々な味を楽しめる、バランスの取れたお弁当です。
茶飯弁当
静岡名物の茶飯を使った幕の内系の弁当です。地元ならではの味が楽しめます。
慶喜弁当
徳川慶喜にちなんだお弁当です。
500円特製弁当
実用的な週替わりの弁当で、直売店店頭のみで販売されています。手軽に楽しめるお弁当として人気です。
仕出し料理
仏事等向けの弁当や、パーティ用の盛り合わせ料理など、様々なシーンに対応した料理を提供しています。

東海軒のこだわり

東海軒は、創業以来、地元静岡の食材を活かした味づくりにこだわってきました。長年培ってきた伝統の味を守りながらも、時代のニーズに合わせて新しい商品を開発し続けています。駅弁という枠にとらわれず、様々な食のシーンで静岡の味を届けることを目指しています。

東海軒の今後

東海軒は、今後も静岡の食文化を支える企業として、地域に貢献していくことを目指しています。駅弁や仕出し料理を通じて、静岡の魅力を発信し、人々の笑顔と健康をサポートしていきます。また、新たな商品の開発やサービスの向上にも積極的に取り組んでいくことでしょう。

外部リンク

東海軒Webサイト

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